店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
何やら、東京の築地市場では、マグロの競(せ)りを外国人が見学に来るとのこと。見学者のマナーが悪くしばらく禁止していたのを、つい先日復活させたそうでございます。そんなニュースを見ておりまして、ワタクシ、若い頃に日比野(名古屋)の中央卸売市場でアルバイトしていたのを、思い出したのでございます。
朝というか深夜一番早いのは鮮魚市場でございます。陽が昇るころになりますと、塩干と呼ばれる加工品の部門がバタバタとし初め、すっかり明るくなり鮮魚市場が清掃を行っている頃には、青果市場が賑やかになってまいります。魚屋さんは気さくだが短期な人が多く、よく怒られたものでございます。塩干の人は口数少なく、ギロッとした目力(めぢから)の強い人が多かったですよね。やはり恐かったですよ。それに比べて、青果市場の八百屋さんは、実に朗らかでまったりとした人が多かったです。