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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2009-01-22 サープライズってのは「感動」と訳すべきですよね

この「ひとりごと」の欄を読んでくださっているお客様から、「読んでますよ」とか「いつも楽しみにしてます」といったお言葉を、ときどき頂きます。本当にありがとうございます。そういったお言葉のひとつひとつが、この「ひとりごと」の欄を書き続ける原動力になっております。

たとえば、芸術活動に従事する人は、聴衆の喝采を浴びることで、それまでのすべての苦労が報われたりいたします。他人に与えた感動によって、自分も感動できるからでございます。この「感動のやり取り」、別に芸術活動に限ったわけではございません。世の中に存在するありとあらゆる職業は、この感動のやり取りをしているのでございます。

農業や漁業に従事する人は、その生産物が一家団欒の食卓に並ぶ様子を想像するでしょう。工場で働く人ならば、自分の作った製品を末永く愛用してくれる人のことを想像するでしょう。教壇に立つ人ならば、未来に向かって目を輝かせる教え子の将来を想像するでしょう。大工さんなら、ひとつ屋根の下で幸せに暮らす家族のことを想像するでしょう。

仕事というものは、一見、物やサービスを売っているだけのように思えますが、実はその物やサービスの裏側に張りつく「感動」を売っているのでございます。自分の送り出した「感動」で相手が感動し、その相手の感動で自分も感動できる。その「感動のやり取り」が、明日への糧(かて)となるのでございます。

ということで、世の中に働くすべての人々が、この「感動のやりとり」を忘れて欲しくないな、そう思ったりしております。


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