«前の日記(2021-12-24) 最新 次の日記(2022-01-08)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2022-01-01 【真の気遣いはスルーする事】

新年、あけましておめでとうございます。

昨年はいろいろございまして、ただ今ワタクシ、以前のお仕事からは完全に身を引いております。一年前のお正月には、今の自分の境遇は、全く想像出来ませんでしたねぇ。まぁ、近況報告は、そのうちボチボチやらせて頂くといたしまして、新年早々ワタクシがぶちかましたいのは、紅白歌合戦のロゴでございます!

今年の紅白歌合戦は、「カラフル」がテーマだということ。「みんな違ってみんないい」という「多様性」「(性的)少数者」にフォーカスを当てたテーマだということは、安易に想像出来るのでございます。司会者も今年は、紅組・白組に分けないというのもそういう事でございましょう。

でね、その紅白歌合戦のロゴマークがこれ!

「少数者」を考慮して、赤と白のまん中をグラデーションにしたとのこと。ア~、バカバカしい。このデザインは多様性でも何でも無い。女は「赤」、男は「白」、その間の人は「ピンク」という固定観念。相変わらず「男と女」に縛られてるのでございます。野坂昭如の「黒の舟歌」かよ(笑)。

そこでワタクシ考えた! 「カラフル」ってのがテーマなら、ロゴマークもこんな感じでしょ!

かろうじて、左上と右下にオリジナルの紅と白を残しております。そして、純白や漆黒、グレーといった色彩の無い色もちゃ~んと含ませておりますよ。そういうのも含めて、「カラフル」なのでございます。

NHKは紅白歌合戦を「男と女」で分ける事に、以前から疑問を呈しているそうでございます。た~だ、長年親しんでいるこの分け方を支持する視聴者も多く、変えあぐねているとのこと。「伝統」を断ち切るというのは、勇気がいりますよね。まぁしかし、今年の紅白歌合戦を見ていたら、男女分けでは無くなるのは、時間の問題の様に思えましたね。

このロゴマークに関連して気になったのが、数日前の朝日新聞デジタルの記事。トランスジェンダーのシンガーソングライター「中村中(なかむら あたる)」さんが2007年に初めて紅白歌合戦に出た時のことを語った記事でございます。

中村中さん、「女性」として紅組から出演することになったのですが、なんと、衣装を見てビックリ! 赤い衣装の一部に白が入っているデザイン。別にどちらの組でもいいと思っていた中村中さん、その衣装のデザインに、舞台上で「早く終わって欲しい」としか思わなかったそうでございます。

あえて「赤と白の中間」であることを誇張する事に、何の意味があるのでしょう?! 本当の気遣い、本当のまごころは、「スルーすること」でございます。特別扱いする事なく、他の人と同じ様に普通に接する事、興味本位で特別な質問を投げかけない事ですよ。同情もうざい! 同乗するくらいなら無視して欲しい、といったところでしょうか。

今回の紅白歌合戦のロゴを見るに、近年、出演者・演目・演出は斬新になって来ておりますが、男と女のこだわりに関しては、中村中さんが出演した2007年から何ら進化は無いということでございますね。組み分けは、くじ引きでも、東西戦でも、いくらでもやりようが有るはずなのですけどねぇ。今年の年末には、新たな変化が有るかもしれませんね。ということで、紅白歌合戦のロゴの隅をほじくらせていただきました。では、では。


«前の日記(2021-12-24) 最新 次の日記(2022-01-08)» 編集