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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-07-07 【食べられる○○】

ちょっとちょっと、奥さん、聞ぃたぁ~? セロハンの原料って、石油じゃないんですってよぉ。あれ、木から作るんですってぇ、驚きよね~。

日経ビジネスに、今、セロハンが注目されているという記事がございました。脱プラスチック旋風が吹き荒れる中、木材のパルプを原料とするセロハンは土壌や海洋で自然分解されるからでございます。記事はセロハンを「透明な紙」とまで称しております。

ただ、純粋なセロハンは、水分を通す、熱加工出来ない、などの性質が有って、梱包材としては使いにくい。それで、プラスチックと組み合わせてそのデメリットを補ってきたそうでございます。でもこれだと、植物由来の自然分解というメリットを犠牲にして来たとのことでございます。

しかし、技術革新というのはスゴイですねぇ。セロハンと生分解性樹脂とを組み合わせ、耐水性あり、熱加工OK、という素材を開発。この性質なら、従来のプラ素材と何ら変わらない。世の中のプラスチック梱包は、すべてこのセロハン由来の新素材で置き換えよう! と、なれば良いのですが、コストの点で、まだまだ難しそうでございます。

自然素材と言えば、オブラートがございます。子供の頃は、あのオブラートを食べてしまっても大丈夫かと、夜も寝られない日がございました(笑)。ボンタンアメを初めて見た幼少期、オブラートで包まれたあのアメを一番最初に口に入れる時には、まぁそれは勇気がいったものでございます(笑)。デンプン由来と知ってからは納得。けれど、得体の知れない時の方がワクワクいたしましたね。大人はこうやって、ワクワクを少しずつ減らしていくのでしょうね。

あのオブラート、技術革新で梱包材として使える様にはなりませんか? そしたら、「食べられる梱包材」の誕生でございます。商品を入れてあった袋まで食べられる! う~ん、これは画期的! だけど、その食べられる袋が露出していては不衛生でございますね。ですから、食べられる袋の上にそれを梱包する袋が必要。でも、それを梱包する袋をさらに梱包する袋が必要...永遠のマトリョーシカ梱包になってしまうのでございます。食べられる梱包は、アイスのコーンかわらび餅のお皿くらいにしておきましょうか。

ということで、今、セロハンが注目というお話でございました。「セロテープ」という登録商標を持っているのはニチバン株式会社。ニチバンの株でも買っておきましょうかねぇ。では、では。


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