店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日のアップルの発表会(WWDC21)で、iPhoneが運転免許証などの身分証明書に対応すると発表されたのでございます。まだこれは、アメリカ国内でのお話。でも、ハードウェアが対応しているということは、法整備さえ整えれば日本でもOKということでございます。今後は、身分証明書だけでなく、保険証、ポイントカード、会員証、定期券、鍵、社員証なども、iPhoneに取り込まれていくのでしょうね。
一方、日本では、ワクチンパスポートでモタモタしております。日本のお役所の最大のネックは、「まず紙ベースで始める」ということ。これが大問題。世界中が「いきなりデジタル」で始めているこのご時世に、日本は今だに「紙ベース」の悪夢から抜け出せないでいる。それが、世界中から周回遅れをくらっている原因のひとつでもあります。
持続化給付金の時もワクチン受付の時もそうですが、日本のお役所は、「できあい」の物は使わない。システムを一から構築しようとして、異常に時間がかかっている感がございます。例えば、今のスマホは「指紋認証」「顔認証」で本人確認する機能がございます。せめて本人確認のプロセスくらいは、スマホのその機能を流用すればいいのにななんて思っておりました。
あと、最近ドキッとしたのが、男女別姓の賛否を問う話で、「戸籍制度は残す」という意見が強かったこと。う~ん、今の戸籍制度の最大の問題点は、「紙ベース」であることですよ。電子化が進んでいる戸籍ではございますが、そもそも、データの構造が紙ベース向きに構築されているのでございます。その古くさい構造まで残るとなると、日本のマイナンバーは全く日の目を見ないことにもなりそうで、心配で夜も寝られないのでございます(ウソ)。
デジタルで管理する最大の利点は、多くの要素を紐付けて(リレーショナル)管理出来ることでございます。一人の人間のデータの中に、保険証、免許証、預金通帳、納税...といったデータを関連づけて納めることが出来るのですよ。納められるデータが多岐に渡るほどに、利便性は高まって行くのでございます。