店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ネットのスラングで、「ドナドナ」という語がございます。普通は、「ドナドナされる」と受動態で使われることが多いものでございます。♪ドナドナド~ナ~、ドォナァ~の歌詞で知られる、あの、仔牛が売られていく歌の一節から来ているのですよね。長年愛用したものを手放す時の、感傷的な意味合いで使われるスラングでございます。
グランドピアノと電子ピアノを所有しておりましたが、もう、ここ数年、全く触っていない状態が続いておりました。どちらもかなり状態の良い楽器ですし、グランドピアノの方はビンテージ楽器としての価値も出てきております。せっかくの状態の良い楽器、ワタクシの部屋で眠らせるよりはプロのミュージシャンにでも使って頂いた方がと思いまして、手放すことにいたしました。
CP-80M(1985年発売)の方は、「ニューミュージック」というジャンルが台頭した時に流行りまくった伝説の楽器でございます。八神純子さんなんかも愛用しておりましたね。本物のグランドピアノを上下に分断させ、それぞれ可搬ケースに収め、鍵盤ひとつずつ合計88個のピックアップでピアノ弦の振動を拾い、鍵盤部分にはMIDI出力も装備しているという、バブル期のやりたい放題を象徴するような楽器でございます。
CVP-509(2009年発売)は、YAMAHAクラビノーバの当時の最上位機種でございますね。こちらは遊びのために購入した楽器。自動演奏機能が付いてまして、エレクトーンの下鍵盤とペダル鍵盤を無くしたような感じの楽器でございます。通信カラオケ機能も付いてまして、自宅がそのままカラオケボックスになるという楽器でございました。残念ながらその通信カラオケ機能は、サーバーであるYAMAHAがサポートを打ち切ってますので、この楽器を使っても今は使用出来ません。
さて、CP-80Mの方は、一部で探していらっしゃるミュージシャンの方がいらっしゃるかも。ワタクシ、自宅で使っていてほとんど運搬をしておらず、状態は非常に良いはずでございます。もし興味のある方は、以下の楽器屋さんにお問い合わせ下さい。