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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-04-23 【どうしようかなぁ】

髪の毛に、白い物がかなり混じる様になりました。白髪でございますね。まだまだチラホラ見えているだけの頃は、「これも貫禄じゃぁ」とばかりに放置しておりました。美容院でサービスの白髪染めを勧められても、むしろ断っていたくらいでございます。

最近は、かな~り、白髪が目立つようになってまいりました。「お店のママは、若々しくあるべきかなぁ」なんてぇことも思いまして、ボチボチ、鏡を見ながら、毛抜きで、自分の白髪を抜いたりしております。まぁ、これが、結構な作業でございます。

自分の白髪を抜きながら、「あぁ、子供の時、母親の白髪を抜いてお小遣いを貰っていたなぁ」なんてぇ記憶が沸き上がってまいります。当時の母親の年齢を逆算すると、40才そこそこ。「40の頃、ワタクシ、何をしていたかなぁ」なんていう思いにふけながら、自分の白髪抜き作業を続けておりました。

自分の白髪を抜くというの、かな~り高等な作業でございます。黒い毛を間違えて抜き、「チッ」と思うことも何度か。そんな時、「母親のを間違って抜いた時も、苦い顔をされたなぁ」と、自分と母親が時空を超えて重なるという不思議な感覚にとらわれるのでございます。

こめかみの辺りに、白髪がゴッソリと集中しております。抜きがいこそ有りますが、剃り込みみたいになっちゃうので、出来れば抜きたくない。そんな時、またまた母親のこめかみを思い出したりいたします。役者をやっていた母親は、かつらに使う羽二重(はぶたえ)のせいで、こめかみの髪がゴッソリと薄くなっておりました。記憶の底に沈殿していた淡(あわ)い記憶が、掻き回されて舞い上がってまいります。

ワタクシも役者を少しかじっていたときに、先輩の役者から「老け顔メイクをする時は、こめかみの髪を白く塗れ」と教わったのでございます。その部分が一番早く白くなっていくそうでございますね。脳裏に浮かんできた先輩に向かって、「塗らなくても、十分、そこに集中してますよ」なんて返しながら、鏡の中に映る白い物と格闘を続けておりました。

まぁ、しかし、キリが無い! 小一時間格闘して、片方の耳の上がスッキリした程度。これはやはり、美容院で白髪染めかなぁ。あるいは、いっそ、全部ロマンスグレーに染めてしまい、草笛光子さんみたいになってみるか。はたまた、黄色に染め、美輪明宏路線に乗っかってみるか。どうしようかなぁ...では、では。


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