店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まずね、年齢が40代とのこと。いい大人じゃん(笑)。その年で、何、分別の無いことをやってるんだろうね。そして、注意されると、受験会場で騒ぎ立てる。スマホを取り出して、試験官を撮影し始めたとか。けっこうに、他の受験生の迷惑になっていたようでございます。
しかも、対応に腹を立てて、受験会場のトイレに立てこもるというありさま。警察を呼ばれて、逮捕に至っております。ワタクシ、昨日はこの受験生にアッパレなんて申しましたが、ところがところが、とんでもない「痛い人」だったみたいでございますね。失礼致しました。
さて、今日は「レジ袋」のお話をしたいのでございます。昨年の7月からレジ袋が有料化されてますけど、それには大きな世間の反発もございました。ワタクシ的には、もうちょっと上手なやり方が有ったような気がするのですよね。今日はそれを、ご紹介いたしましょう。
プラスチック製のレジ袋:1円以上で有料化(半義務化) 生分解性レジ袋:無料で配布OK
「生分解性」というのは、自然界で長時間(数年~10年)放置されると、最終的に水と二酸化炭素に分解してしまう性質のことでございます。値段を調べると、プラスチック製レジ袋の5割増しくらいの金額みたいですね。プラスチック製が3円なら、同じ大きさの生分解性レジ袋は5円くらいという感じでしょうか。
経産省の思惑は、「プラスチック製レジ袋を減らし、生分解性レジ袋を増やそう」という腹づもりなのでしょう。ところが! 今だ、世の中にはプラスチック製レジ袋が溢れかえっており、それを3~5円出して購入していく人が後を絶たない! ぜ~んぜん、経産省の思惑通りには運んでいないのでございます。なぜ経産省は失敗したか! それをご説明いたしやしょう。
2種類のレジ袋、それらを単なる「商品」として見た場合、より単価の安い商品が有料で売られていて、より単価の高い商品が無償で配られる。市場原理とは逆転しているのですよね(コレ重要)。店舗側からすると、高い商品を無償で配って損をするよりも、安い商品を売って対価をもらった方が得! つまり、今の方式ですと、永久に、生分解性レジ袋は普及しないのでございます(キッパリ!)。
プラスチック製レジ袋を無くしたいのなら、「全面使用禁止」にするしかないのでございます。欧米諸国では軒並み、使い捨てプラスチック容器を禁止する法案が可決しております。それと比較しますと、経産省の取った方式は、いろんな方面から突っつかれて、仕方なく出した「折衷案」の様にも見えてきますねぇ。あぁ、いかにも、日本の官僚っぽい!
コンビニで売られている商品を想像してみて下さいませ。ほぼ全ての製品にプラスチックが使われております。牛乳の紙パックでさえ、内側はポリエチレンでコーティングされておりますよ。プラスチックを含まない商品と言えば、新聞・雑誌類と紙袋に入れられたコロッケくらいしか思いつかないなぁ(笑)。この状態では、とてもとても「プラ容器禁止法案」なんて通るわけがございませんよね。
そこで、先に申し上げました「もう少し上手なやり方」というのを、ご紹介いたしましょう。まずね、プラスチック製レジ袋を全面禁止にする! レジ袋は全て、生分解性レジ袋のみしかダメ! とする。ただ、生分解性レジ袋はちょっとコストがお高め。そのコスト高めなのを理由に、レジ袋有料化の話を切り出すのでございます。
少し高い物に変わったのだから、その分を負担する。この自然な原理に沿っていれば、国民の理解も得やすいってもんでしょう。そして、レジ袋を購入する度に、「自分は自然環境に貢献している」という自尊心も得られる。経産省が取った逆転した原理ですと、レジ袋を購入する人の自尊心を傷つけかねないですよね。なんか、レジ袋購入するときって、「負けた」感じがいたしますものね(笑)。
レジ袋購入者の自尊心をくすぐるカラクリを、更に含ませることも出来ますよ! それは、レジ袋代金3円の内、1円を生分解性研究のために回すという方式でございます。2円は店舗に、1円は研究開発費に。するとね、「自分の購入が世助けになるんだ」と思うわけで、進んで購入する人も出てくるでしょう。