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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-01-11 【覚悟】

今日はお店が終わってから、キャストの一人とラーメン店へ。飲食店が軒並み夜9時で営業を終えている中、そのラーメン店は深夜3時まで頑張って営業。ただ、アルコール類は夜9時で終了とのこと。ラーメン屋の店主、「お酒を出せずにすいません」としきりに謝っておりました(いや、謝らんといて、ワタクシが大酒飲みだってバレルやん、笑)。

もうさ、この時期、本来ならみんな正月気分で浮かれていて、連日どんちゃん騒ぎ...までは行かないか(笑)。でも、飲食店にとってはかき入れ時なのですよね。ほんと、飲食店がお気の毒でございます。まぁ、夜、飲食店が開いていない影響を、当店も若干ながら受けてはいるのですけどね。

今日は、コロナに関して、ちょいとエゲツナイことを申します。まず、日本中の多くの人が勘違いしているのではないかなぁ。特に、政治家も。それは、「感染者数を下げるための対策」という考え方。え~と、「これの何がおかしい?」とお思いでしょうね。いいですか、コロナ対策は、もっと複合的に考えなければならないのでございます。

コロナの感染者数を下げる対策をすればする程に、経済破綻による死亡者(自殺者)も増えることになる。そして、この両者は排他的で、「両方救う」ことは出来ない。つまり、コロナだけを見ていてはダメなのでございます。コロナと経済の死亡者、それぞれを「どれだけ見殺しにするか」という「妥協点」を探す作業、それが、全人類、そして世界中の政治家に突きつけられているのでございます。

医療破綻に至った国では、早々とこの「見殺し宣言」に近い事を政治家は発しております。街中に棺桶が溢れかえっている状態では、政治家はそう発言するしかないですよね。しか~し、日本の政治家はこの見殺し宣言なるものを、今だ、発せられないでいる。支持率を失うのが恐いのでしょうかねぇ? でも、奥歯に物が挟まったような物言いは、かえって人心を不安にさせるのですけどねぇ。

コロナと経済、この両者は排他的なのですから、「日本政府は、○○の方針で行く! これで行くと、コロナでは○○くらい見殺しになる。経済では○○くらい見殺しになる!」とまぁ、ここまで露骨ではないにしろ、コロナと経済の両方を見据えた言い方をしないと、国民に「覚悟」が生まれない。そう、政治家には「言う」覚悟が必要ですが、国民にも「受け入れる」覚悟が必要なのでございます。

良いことしか言わない日本政府の今の姿は、かつて原子力発電所を推進してきた日本政府の姿と、さも似たり。「安全神話」を守らせようとする姿勢が、現場の隠蔽体質を生んでしまった。コロナでも、「誰も見殺しにはしません」なんていうきれい事を言っている間に経済の方を崩壊させてしまっては、それこそ本末転倒でございますよ。

踊りの師範だったワタクシの母親は、よくワタクシに「ハッタリも芸の内」と助言をしたものでございます。ハッタリが、周りの者に安心感を与えるということもございます。日本の政治家の方々、支持率低下を恐れず、エゲツナイことを言う「嫌われる勇気」を持っていただきたいなぁ。

では、最後に、ワタクシなりのエゲツナイ発言を。まず、若い人は重症化しないのだから、若い人は放任すべき。検査も治療もやらない。感染経路なんて、そもそも追わない。動き回る若い人に経済を回させる! もし若い人で重症化したら、それは運が悪かったと思って諦める。医療リソースは全て、高齢者・持病のある人に集中! でも、人工呼吸器は助かりそうな人優先。外されて死んだら、それも運が悪かったと思って諦める。

エゲツナイですねぇ。国民には、相当な「覚悟」が必要ですねぇ。でも、政治家が「覚悟」をしていない以上、国民にもこんな覚悟は生まれるはずがないですよね。お客がまばらな深夜のラーメン屋で台湾まぜそばをすすりながら、こんなことを考えてました。では、では。


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