店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「瑛人(えいと)」さんの「香水」という歌が大ヒットしてますでしょ。いきなり紅白歌合戦への出場も決まり、NHK総合の『SONGS』にも出演しておりました。もう何度も聴いてはいたのですが、なんかワタクシにはあまりピンと来なかった歌なのですよね。「香水」で歌われるモヤモヤした恋愛感情は、ワタクシには枯れてしまったのでしょうかねぇ。
ワタクシにとって香水の香りってのは、もう水商売の思い出しかないのですよね。有名な香りが漂ってくると、「アッ、これ、あの店のあの子が付けていたな」なんて思い出されるくらい。そして、香水、お酒、タバコの香り、これらがワンセットで混ざり合って思い出されてくる。こんなんですから、香水で淡い恋愛の思い出なんて、出てきやしませんよ。
でね、つい先日、深夜のラーメン屋で、台湾まぜそばを食べておりました。すると、店内のBGMでこの「香水」が流れてきたわけでございます。店内のガヤガヤとした話し声、厨房から聞こえてくるカチャカチャとした食器の音、絶え間なく響いてくるお湯のたぎりや水の流れる音。そんな喧騒の中で聴くと、この「香水」という曲のモッタリとしたリズムが、実に心地良く心の起伏に乗っかってくるのですよね。