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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-11-17 【見本だけのお店】

ちょっと前のマツコ・デラックスさんと有吉弘行さんの番組で、一般からのこんな投書を取り上げておりました。アパレルショップの店員さんからの投書なのですが、「試着室で撮影だけして何も買わずに帰って行く客が多くて困る」とのこと。インスタグラム等に載せるためなのでしょう。畳み直す店員さんも大変でございましょう。

で、まぁ迷惑行為はやめましょう的な普通のやり取りが少し有ったのですが、マツコ・デラックスさんがこんな発言をしたのですよね。「撮影をしていった人たちがネットに揚げることでの宣伝効果を考えると、あまり責められないかな。むしろ、これからは『見本しか置いていない店』というのが出来てくるはず」と、マツコ談。このマツコさんの言葉に、後々、更に驚かされる事になるのでございます。

それからしばらくして、『日経ビジネス』に「『在庫を置かない店』アパレル大手が展開」なる記事を見つけたのでございます。店頭に置いてあるのは、全部「見本」。試着して気に入ったら、店舗で支払い。商品は自宅に配送されるというシステム。多分、マツコ・デラックスさんもこの流れを知っていてのテレビでの発言だと思うのですが、その知識の広さに驚きでございます。

アパレルショップってのは、陳列されている商品の2~3倍の商品がバックヤードに用意してあるそうでございます。その在庫管理のスペースと手間ひまがなくなり、店員は接客に集中出来るとのこと。コロナ禍の逆境の中での苦肉の策とも見えますが、ひょっとしたらこれが主流になる可能性も秘めている。今は実験段階というところなのでしょうか。

ワタクシは、マツコさんまでは行かないけどちょっとしたポッチャリ体型。洋服を通販で購入するのは、かな~りリスキーなのですよね。ショップで商品を何着も試着するというのもちょっと気が引けるのですが、「見本専門店」ということであれば、気兼ねなく試行錯誤できる。ワタクシの様な体型の人にはうってつけかも。

家電製品も、ほぼ全て、実物を確認する事なくネットの写真と仕様を見るだけで買っちゃってますね。まぁ、どうしても実物を確認したいと思うのは、掃除機と、iPhone、ノートパソコンといったところかなぁ。これらは「重さ」や「大きさ」が重要なアイテムとなってくるからですね。毎日触るものですから、実際に手にして、感触を確認してから選びたいというのが人情でございます。

アパレルに限らず、見本だけのお店、これからは増えていくかもしれません。流通の仕組みが、大きく変わっていくのかもね。風俗店も「キャストの見本でお試しを...」なんてことは、アハハ、有り得ませんよね...いや、バーチャル映像で体験...近い将来、有り得るかも...では、では。


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