店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日、エアコンの不調はシロッコファンだ! と申し上げました。まぁ医者の不養生ではいけませんので、ワタクシもせっせとお店のエアコンのシロッコファンを掃除したりしております。でね、あるエアコンだけ、きちんと掃除したのに相変わらず不調だったりするのですよね。今日は、その謎解きのお話でございます。
風量はきちんと出ている感じがする。しかし、ドレンパイプから出てくる水の量が極端に少ない。というか、ほとんど出てない。そういえば、エアコンから出てくる風も、それほど冷たくない気がする。どうやら、室内機の熱交換器(アルミのビラビラしたやつ)の冷えが悪いようでございます。
あの熱交換器が結露するほどに冷えることで、冷房と除湿を行うわけでございます。要は、結露するほどに冷えてないということ。ここで、一番心配になること、そして、一番最悪なのは、「ガス抜け」でございます。冷媒ガスが抜けてしまうと、エアコンはただの送風機になってしまうのでございます。
このガス抜けというやつ、何かの部品が破損して「スポ~ン」と全部抜けてしまうような故障は、かえって楽なのでございます。抜けた部分も特定しやすく、部品交換で元通りになるからでございます。やっかいなのは、ピンホールが開いてしまい、ガスがほんの少しずつ抜けていく状態。これはほんと、やっかい。
まず、「穴」を見つけるのが至難の技。冷媒をムリクリ充填しても、数日経つとまた冷えなくなる。それくらいゆっくり抜けていくわけでございます。こうなると、いろいろ策を弄するよりも、ごっそり入れ替えた方が早い。お店のエアコンでも、過去にそんな経験がございます。
なので、ちょっと、そんな最悪の事態が頭をよぎるのですよね。ただ、メーカーのサービスマンを呼ぶ前に、取りあえず、自前で出来うる限りのことはやっておきましょう。室内機ばかりを気にしてましたが、室外機はどうなってる? 室外機を見に行ったのでございます。
まぁ、すると、なんということでしょう。どこから飛んで来たのか黄金バット、じゃなくて、どこから飛んで来たのかダンボール。室外機の裏側、空気を吸い込むところに、ダンボールがビッタリと貼りついているではありませんか! 上手い具合に引っかかって、風が吹いたくらいでは落ちないくらいにくっついてる。コンニャロとばかりに引っ剥がしたのでございます。