店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
洗濯機の調子が悪いってんで、いろいろ物色をしております。やはり、ここは国内メーカーを応援...と思って探しておりますが、なんか、すごく、お高い、お値段が。洗濯機が20万超えとか、高級カメラじゃないんだから。
洗濯機の操作盤、というかコンソールっていうのかな。あそこにボタンがいっぱい並んでる。もうね、なんか旅客機のコックピットの様に盛大にボタンとインジケーターが並んでる。洗濯なんて、毎日同じ事の繰り返しなんですけどねぇ。
日本の家電メーカーは、なんか違う方向を目指してないかなぁ。これは電子レンジにも言えるけど、ほとんどの人が、洗濯機や電子レンジでそんなに複雑なことをやっているわけではございません。複雑な機能を使う人もいるでしょうけど、それは多分少数派。むしろ、多くの人が質実剛健を求めているのですけどねぇ。
ワタクシには、家電の大革命を起こさせる絶好のアイデアが有るのですけどねぇ。今までにチラホラ申し上げてますが、「ダイヤル」や「ツマミ」の復活でございます。人間と機械が接する部分、専門用語で「マンマシンインターフェース」と申しますが、ここの大改革でございます。
そもそも、今の家電からダイヤルやツマミが消えたのは、内部回路がデジタルになったから。ダイヤル・ツマミといったアナログな部品から、デジタルに都合の良い「ボタン」に変えられたのでございます。やすい部品で部品点数も少なく出来、回路も簡単になる。しかし、これは全く、「機械側の都合」なのでございます。
世の中の機械や家電がデジタルに移行するにつれ、ダイヤル・ツマミといったものは最小限になり、ボタンだらけになっていくのでございます。最初の頃は、このボタンだらけを「近未来的」と喜んでおりましたが、もういいでしょ。もうそろそろ、機械を人間様の都合に合わせませんか? マンマシンインターフェースの大革命でございます。
今やデジタル技術は速度も能力も上がり、人間との接点(マンマシンインターフェース)をアナログにしたまま、そのアナログ値をデジタルに変換して機械に送るということも出来るのでございます。もちろん、この部分にコストはかかりますよ。だから、どのメーカーもこんなところにコストをかけようとはしない。だから、盲点なのでございます。
一度、余分な機能を全部そぎ落として、その浮いたコストを、このマンマシンインターフェースに注ぎ込んだ家電、作ってくれないかなぁ。多分、操作盤の見た目は30~40年前の家電そっくりになるでしょう。でも、内部回路はデジタル。高機能なデジタル回路の多くの機能を使わずに封印することになるやも知れません。でも、そこはシンプルイズベストを目指すのでございます。