店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
東京で224人だってさ。国内は300人を超すとのこと。とは言え、非常事態宣言うんぬんというお話では、(まだ)、ない様子。このコロナというものがある程度「見えてきた」「分かってきた」というのも有るでしょうが、ちょいと心配な数字ではございます。
「コロナ接触確認アプリ」なんてものがございますでしょ。ワタクシも自分のiPhoneにインストールしております。あれって、陽性になった人が自分で登録しなければならないのですが、実際に「陽性になった」とアプリに登録した人はまだ「数人」とのことでございます。登録しても他人が助かるだけで、自分は何ひとつ得することが有りませんからね。やはり、強制力のないものは、難しいなぁ。
日本の死亡率の低さに、世界中が驚いております。国民全員がほぼ一斉にマスクを使い始めたというのも、その要因のひとつではないでしょうか。一般的なマスクってのは、「ウィルスの侵入を防ぐ効果」は全く無いそうでございます。「ウィルスを100%通す」なんて新聞記事もございました。マスクの効用は、むしろ「自分の飛沫を飛ばさない」ということなのですよね
つまり、マスクというのは、「自分を守るため」ではなく、「他人を守るため」に着けているのでございます。この「利他的」なマスクの性質を理解した上で、利他的な気持ちのままマスクを付けている人、どれほどいるでしょうねぇ。ほとんどの人が「利己的」、つまり自分の身を守るという感覚で着けているのではないでしょうか。マスクの効用を理解していてもなお、でございます。
この「利他的」というのは、言い換えると「思いやり」でございます。日本は「思いやりにあふれる国だ」と自画自賛するテレビ番組が一時期、はやりましたが、本当にそうなのでしょうか? 先ほどの「接触確認アプリ」も、「登録する」というモチベーションは完全に利他的でございます。ほらね、はっきりと「利他的」な事柄に関しては、まったく無関心なのでございます。
最近よく言われていることが、「信号のない横断歩道で待っている歩行者のために、自動車が止まるか」ということ。道路交通法的には、止まらないといけないことになっている。でもこれ、先進国の中では、日本はダントツで「止まらない人」が多いのでございます。こんな利己的な民族が、「思いやり」とか「おもてなし」なんてことを語ってもいいのでしょうか?