店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ワタクシ、寝付きが悪うございます。ベッドに入っても、30分くらい、ゴロゴロゴロゴロしていたりする。ですから、すんなりと眠りに入れるように、睡眠を促す「音」を耳元で流したりしております。そういうアプリが有るのでございますよね。
風の音とか雑踏の音、波の音、いろいろ試してみましたが、「流れる水の音」ってのが、今一番のお気に入り。雑踏の音のような意味のある音はどうも気になってしまう。鳥の鳴き声なんかも、周期的に鳴かれるとちょっと耳につく。結局、水の流れる音に落ち着いたというわけでございます。
子供の頃よく連れて行ってもらったキャンプ場も、キャンプ場のすぐ横に川がゴウゴウと流れておりましたが、夜、その川の音がかえって眠りを誘ったように覚えております。都会・田舎に関係なく、日常生活では何らかの音が聞こえているもの。では、まったく無音状態に置かれるということは有るのでしょうか?
耳鼻咽喉科で聴覚検査をする時に、防音ブースってのに入った事がございます。外の音がかなり遮断されてはおりましたが、かすかに漏れ入って来ていたように覚えております。音響メーカーの開発室なんかには、完全遮音の無音ルームとかあるのでしょうね。
耳を指で塞ぐと、耳の血管を流れる血流の音が「ゴ~」と聞こえてまいります。完全遮音の無音ルームに入ったとしても、この「ゴ~」は聞こえているわけで、人間というもの、生きている限り、完全に無音の状態というのは体験出来そうにもございませんね。
では、全く光のない状態というのは経験できるのでしょうかねぇ? 現代社会、どれだけ暗くしても、何かしらの光が入ってくる。まっ暗にしても、家電のスイッチが蛍の様に光っていたりする。演劇などの舞台でも、完全にまっ暗にすると役者が方向感覚を失うのでチョイト危ない。暗転と言えども完全な暗転にはしないのでございます。
逆にホワイトアウトなんて語がございます。航空機が雲の中に入ったりして周りが真っ白になると、パイロットが方向感覚を失ったりするそうでございます。たとえ見えていても、「手がかり」がない状態というのは見えていないのと同じということ。まぁ航空機の場合は「計器」という手がかりがございますので、ご安心を。