店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が放送されておりました。また、宮崎駿のデビュー作『未来少年コナン』も、日曜日深夜の再放送が続いております。さて、この二つの作品、ある共通した事柄がございます。それは、「プラスチック」が重要なエネルギー源になっているということでございます。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン号は、プラスチックゴミを燃料にしてタイムトラベルを行うというスゴイ設定。『未来少年コナン』では、衣・食・光熱・動力は全てプラスチックから生み出しているという未来の姿が、描かれております。
さて、レジ袋有料化で、いろんな意見が出ておりますが、そのやり取りを見てますと、まぁ日本人は何とバカになったことかと思うわけでございます。論点がズレてる。今日は、ワタクシが、思いっきり上から目線で、そのズレたレジ袋問題をぶった切るのでございますよ。
まず、レジ袋は完全な「スケープゴート」でしょうな。つまり生贄。ペットボトルや食品トレーの大悪に比べたら、レジ袋なんて小悪も小悪。要は「切りやすい部分」から切り落としたのでしょう。ペットボトルや食品トレーを何かで代替するってのは非常に難しい。ということで、「レジ袋でお茶をにごそう」という気満々なのが感じられるのでございます。そこで、本日の、ワタクシの第一の叫びでございます。
お酒やタバコ、もし来月から「禁止」なんてことになったらどうなります? 日本中で不平不満が出て反乱が起きるかも。闇酒、闇タバコなんてのも出るかも? でも、来月から「値上がりします」ということなら、まぁ不平不満は出たとしても、渋々従いますよね。そう、レジ袋も「禁止」されたわけではない。単に「値上がり」しただけでございます。しかも3~5円という非常に良心的な価格でございます。
今まで「サービス」していたけど、そのサービスは無くなりお金を頂きますよ、って話になっただけのこと。「異常」な状態から資本主義の「通常な状態」に戻ったのでございます。その「通常」に異論を唱えるとは、これまた不思議。資本主義の全否定でございますよ。で、本日、ふたつ目のお叫び!
では最後に、コストのお話。レジ袋を作っている会社が、「我々を殺す気か!」と息巻いております。おやおや、これはまた異な事を。今まで、コンビニやスーパーがレジ袋を「ばら撒いて」いてくれたおかげで潤っていたのでは? そして、その「蜜月」が終わったというだけのお話。これからは企業努力をして、「3円や5円を払ってでも欲しい」という商品を送り出せば良いだけのお話ではございませんか?
しかし「その3円や5円が妥当か?」という話は、なかなか話題にならない。しかも、今までレジ袋が全体のどの程度のコストを占めていて、今後どれくらいに減り、結果的に残る「利潤」がどこへ流れていくのか? どのコンビニもスーパーも、全く言及しない。あぁ、どこも「ちゃっかり懐に入れよう」と決め込んでるな! そこで、本日、最後のお叫び!