店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
このグラフですと、4月中旬までは指数関数的に感染者が増加しております。これを見るに、3月下旬に既にピークを迎えていたと主張するのは、難しいかなぁ。百歩譲って「潜伏期間の2週間を差し引いて考える」とすれば、ギリギリ3月末に「感染のピークが有った」とも考えられる。けれど、この考え方では日本政府が行った休業要請を否定できないのでございます。
なぜなら、3月下旬の段階で「2週間後に数字が減る」なんて誰も予想できないからでございます。潜伏期間が有りますから、全ての行った対策が2週間遅れで表面化する。つまり、とりあえずやれることをやり、後は結果を期待することしか出来ない。「今考えれば○○だった」という議論は、全く不毛なのでございます。
それと、どうやったって、決断を下す人間は「安全側」に振るしかない。「もし自分の判断が裏目に出たら」と思ったら、絶対にギャンブルは出来ないでしょ。だから、後から「○○は必要なかった」と言う人は、責任のない所で気ままなことを言っているだけ。まぁ、いろんな意見が飛び交うのは良いことですが、論理的に議論が進むと良いですよね。
休業要請が始まった数日後には数が減ってきている。もちろん、結果が遅れて表面化することを考えると、4/7の緊急事態宣言くらいから何らかの効果が有ったと考えられるのかも知れません。そして、休業要請が解かれた後も、とりあえず、下がり続けてはおります。しかし、やはり結果は遅れてくるので、週明け以降の動向が非常に気になりますよね。
台湾や韓国がかなり成功してますが、それも結果論。「何が正解」ということが全く無い。台湾や韓国だって、もしかしたら対策が裏目に出た可能性だって有る。「正解が無い」ということを考えれば、日本政府の対応だって誰も責められないのでございます。