店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「非常事態宣言」が出されましたが、「愛知が入ってない!」ということで、「また、名古屋飛ばしかぁ!」という声が沸き上がっております。まぁ今回は、飛ばされて喜ばしいのですけどね。宣言を出された地域の方々のご不便、お察しいたします。
で、その非常事態宣言ですが、都市封鎖はしない、交通機関も動かす、一般の商店は営業、ということで非常に緩い規制ですが、そんかわり、一か月間という長期。終了の目処が5/6って、ちょうどゴールデンウィークの終了日じゃん。ま、まさか、「一ヶ月」「ゴールデンウィークまで」に拘って決めたわけじゃないでしょうねぇ。安倍さん、違いますよね、違うって言ってぇ~!
一国の存亡の危機に関わる日程を、「切りの良い所」で決めた感じがプンプンいたしますが、まぁそれは置いといて、例の憎きコロナの野郎の動向を、今までご紹介したサイトの表を利用して、ワタクシなりに分析して見ました。まずな、この表をご覧下さい。クリックすると、別ウィンドウで大きく表示されます。
まず、この折れ線グラフは、単に「増加率」の移り変わりを表しております。多くの線が重なっている右上がりの直線は、「1日に1.2倍増える」という増加の仕方。ほぼ全ての国が、発生時期の前後は有りますが、この増加率で増えております。
曲線が水平になると、それは「増加率=1」を表し、曲線の右下がりは「増加率が1未満」になったことを表しております。伝染病の拡大は、この「増加率が1より低くなった」ことで、ある程度、終息に向かっているかどうかの判断が出来るのでございます。
スペインとイタリアの曲線が、やや下向きになりつつあります。これは、このまま曲線が右下がりに下がって行けば、終息するでしょう。スペインのお隣のポルトガルも、スペインの20日後を追いかける形で増加してますが、ここにきてやや右下がりに転じている。イベリア半島全体で、封じ込めが功を奏し始めたのかも知れません。
アメリカが、一直線に右上がりで伸びて行っております。致死率は3.0%を押さえ込んではいるのですが、いかんせん、絶対数が多すぎる。かなり強烈な都市封鎖を行ってますので、もうそろそろ曲線の傾きが緩やかになって行くと思うのですが、トランプさん、大変でしょうねぇ。
今、注目されているのは、お隣国である「スペイン」と「ポルトガル」の動向。どちらも増加率は同じですが、致死率が大きく違っている。これが一説に、「BCG予防接種を受けているからではないか?」と言われております。同種のBCGを接種している日本も致死率が低い。この関連性を巡って、研究が進んでおります。
さて、我が日本国の曲線はと言いますと、増加率こそ低く押さえ込んでいる様に見えますが、どうも怪しい。3/21に「終息に向かっているのか?」という挙動を見せたかと思うと、その翌日から急に増加率が上がり始めてる。この日がオリンピック延期が決まった日なので、「何かしら操作が有ったのでは」と散々噂されております。
3/21以降の曲線の傾きを見るに、他国同様、日本も「1.2倍曲線」に乗ってしまったのは事実。「イタリアやスペインと同じ線路の上を、1ヶ月遅れで追いかけているだけ」と考えた方が良さそうでございます。ただ、1月~3月までのジリジリとした増加は、日本独特の潔癖性とマスク信仰のおかげなのかも。そして、この「ジリジリ」が、医療機関に重要な猶予を与え、最終的に貴重なジリジリで有った事になるのかなとも思っております。
スペインとポルトガルの比較の様に、どちらも同じ「1.2倍曲線」に乗っていたにも関わらず、ポルトガルの方がはるかに少ない感染者数(スペインの十分の一)の段階で、終息の兆しが見え始めている。日本もこれを狙っているでしょうね。いかに早く、この曲線を水平に、そして右下がりに出来るかが鍵でございます。