店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
中国は、初期の隠蔽こそありましたが、その後の完全封鎖、巨大施設の急造でなんとか押さえ込んでいる感じはいたしますね。独裁国家ゆえのフットワークの速さ、そして膨大な監視カメラ画像の顔認証による個人の行動抑制。やはりね、有事には「人権がぁ、個人情報がぁ」なんて言ってる場合では無いです。中国なりのやり方で、非常によくやってると思います。
韓国も、一時期医療崩壊の兆しが見えましたが、今月の始めに巨大隔離施設を用意し、感染者を片っ端から収容。それが功を奏して、あの感染者数の割には、終息の兆しが見えております。闇雲な検査を批判する意見も多くございましたが、韓国の専門家はそれを踏まえて、ちゃんと一歩先、二歩先を読んでましたね。いや、ご立派でございます。
新聞によると、韓国の隔離施設は、病院ではないのですが医療スタッフが常駐し、容体が悪化すればすぐに病院へ移送するとのこと。体温計・医薬品・下着・洗面道具・マスクなどの支給、それと食事が、全面無料だそうでございます。特に、家族の中に一人感染者が出た場合、他の家族に移す前にこの施設へ隔離することで、家庭内感染を防げたのだと思います。
さて、日本。もうね、腹が立つくらいに、後進国。経済支援のため(次の選挙のため?)に現金ばら撒きを計画しておりますが、違うでしょ! 今、現金を投入しなきゃいけないのは、医療! 絶対に、医療でございます。日本で家庭内感染が多く見られるのも、軽症者の自宅待機を命じているから。クルーズ船の時から言われてましたが、巨大隔離施設は必須だったのでございます。これに関しては、中韓が大正解でございます。
検査数の低さに関しても、これは医療崩壊をさせないという大義名分はございます。ただ、「出来るけどやらない」のと「やりたくても出来ない」のは雲泥の差。日本の場合は明らかに後者。日本の政治家はそれを大きく恥じるべきでございます。何を恥じるか? それは「やりたくても出来ない」という事実を、政治家が誰一人、口に出す者はいなかった。こんな非常時に、「自分の身を切った発言」の出来る政治家が、一人も居ないのでございます。
検査が出来ないのなら、出来ないなりの戦い方があるはず。高齢者や免疫力の落ちている人、症状の出ている人に検査を限定すること。これも全ては、医療崩壊を回避するための方策。この方策を取るためには、「若い人、軽症者は検査いたしません(ドクターXの大門未知子の口調で)」と明言することが必要。でも首相などが、「コレコレこの方式でやる、他国と比較するな! 日本には日本流の戦い方がある!」とキッパリ言わない。言わないから、ワイドショーが騒ぎまくることになる。
リーダーシップというものは、その方策や理論に付いて行くわけではございません。リーダーの息づかい、リーダーの確信に、「この人なら信用しよう」という想いで付いて行くのでございます。リーダーだって手探りの場合がございます。ただ、ハッタリでもいいから「言い切る」ことでメンバーを安心させ信頼関係を保つというのは重要な事。今の日本の政治家に見られるのは保身だけ。リーダーシップのかけらも見つけられないのでございます。
先ほど、現金を投入するなら医療と申しましたが、日本の医療関係者、ほんと、献身的にやってくれてますよ。ただ、人手不足は否めない。そこで、退職された看護師や医師の方々が、一時的に現場に復帰して欲しい所でございます。そのためにも、医療関係者に臨時ボーナスを奮発するべき。医療器具や施設も必要ですが、それを運営するのは人間。まず、お金は、人間に投入するべきなのでございます。
学校の休校は、英断だったと思います。しかし、今から思えば単なる格好つけになってしまいましたね。休んだ生徒がどうすべきかまで言及しなかったので、子供達を外で遊ばせるだけになってしまった。中国や米国がタブレットを使ったオンライン授業にスムーズに移行出来ているのに比べ、日本はその下地さえもない。これは反省点ですよね。