店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
患者が複数の病院で治療を受けると、病院ごとに薬が処方されることになり、同じ効果の薬が一人の患者に重複して出される事が有るそうです。その様な「無駄」を検出し、薬の量を減らすことで医療費を下げる取り組みがあるそうでございます。
これなんか、さっさとマイナンバーと健康保険を紐付けしておけば、コンピュータであっと言う間に処理できる事項でございます。全国的な患者のデータベースを構築し各病院がアクセス出来る様にすれば、受診や処方の段階でチェックすることも出来る。でも、こういうのがやり難いのは、やたら「個人情報」が騒がれるからでございます。
ある自治体では、無料にしていた小中学生の医療費を有料化させたそうでございます。破綻しかけている医療財政を維持するための、自治体の苦渋の判断だと思われます。それでも、苦情を言う市民は必ず存在する。おかしぃですねぇ~、破綻してしまったら、元も子もないのですけどねぇ。
国家でも自治体でも、あるいは会社の様な組織でも、「全体」と「個人」の思惑は絶対に一致しないもの。全体は必ず、未来を見つめております。この先どうなるかを予見して行動しなければならない。一方個人というのは、いつも自分の足元しか見ていない。個人の希望を全部受け入れていたら、全体は破綻してしまう。時に、「全体」には毅然とした行動が求められたりいたします。
日本の医療制度は、かなり土壇場に来ておりますよ。抜本的な改革をするためには、「個人情報がぁ~」「私の子供の医療費がぁ~」と叫ぶ人をある程度無視する必要が有ると思うのでございます。逆に言いますと、その様な声にいちいち応えていたから、これまで改革がなかなか進んでないという理屈にもなるかと。