店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
本日の深夜、つまり日付が10/1に変わった直後の深夜1時頃、コンビニへ行ったのでございます。店員さんが二人、店中の棚を引っかき回しておりました。消費税アップがらみの何かしらの作業に追われていたのかも知れません。
小さな店舗が軒並み、この複雑な税制に根を上げているそうでございます。中には廃業という選択肢を選ぶ店舗も。新たにPOSレジの導入なんて言ったら、それこそ百万円単位のコストがかかりますから。それなら、「いっそやめちゃおう」という店舗もあるでしょうね。
今回の消費税アップ、公布から施行までかなりの時間がございました。その間に、「販売元」に何らかの工夫をさせることは出来なかったですかねぇ? 軽減税率のマークを決めて、該当する商品にはパッケージにそのマークを入れる、あるいはシールを貼るとかでございます。
また、税率が2種類というのも、くせ者でございます。消費税導入以後の何十年間、そんな事態を誰も想定してなかったですからね。レジスターが対応していない以前に、人間様の方が「想定外」の作業を強いられて戸惑ってしまってる。
これ、「移行期間」というのを設けられなかったのでしょうか? 半年か1年くらいの間は、「二つの税率が混在する店舗に限り、どっちの税率で何を売ってもおとがめなし」とするのでございます。その移行期間の間に、慣れるなり、さっきのマークのような工夫をするなりするのでございます。
もちろん、この制度を悪用する店舗も当然ございましょう。それを「円滑な移行のための必要悪、必要コスト」と政府や税務署が太っ腹に考えられるかということですよね。こういう時、日本人って几帳面で真面目すぎるなぁと思うのでございます。
老夫婦が細々とやっているような田舎の小さなお店は、大変でしょうねぇ。そういうお店には、「どんぶり勘定」も許してやれよと思ったりいたします。細々とやっているところが計算間違いしたところで、その差額なんてたかが知れております。それくらいの「人情裁き」が有れば、消費税アップに対する風当たりも多少は弱くなろうってもんでさぁ。