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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-09-27 【今年は大成功の予感、でも来年は?】

「ニュージーランドから日本へ感謝を送る映像」がいくつか、YouTubeに上がっております。ニュージーランドの公式チャンネルの製作で、映像の最後にニュージーランドのラグビーチームの名称「ALL BLACKS」とございます。

ラグビーワールドカップでの、キャンプ地での歓待、そして満席のスタジアムの歓声、そういったものに対する感謝なのでしょう。9月中旬の事前キャンプ以降に製作されたものだとしても、非常に素早い反応で驚くのでございます。

各スタジアムはほぼ満席、観衆はどちらのチームも大歓声で応援する。ゲーム終了後、外国人のチームが日本式の「おじぎ」で観客席に挨拶をするシーンもあるようでございます。ラグビーというスポーツは、「友情」をその心髄とするとのこと。選手も観客も、友情の絆で結ばれている感がいたします。

各チームがキャンプ地で歓待を受けているのは、ワールドカップ独特の「公認キャンプ地」という制度も影響しております。キャンプ地とは、チームが練習や宿泊をする拠点となる場所。日本中の自治体がチームを受け入れるべく、そのキャンプ地に立候補するのでございます。

立候補制というのが、よろしいですよね。当選した自治体は、当然、チームを厚くもてなそうとする。何ヶ月も前から、受け入れる国の国歌を地域ぐるみで歌えるようにした自治体もございます。この制度は、サッカーワールドカップも同じ。2002年のサッカーワールドカップ日本(!)でも、同様の歓待がございました。

さて、チョイト事情が違うのは、オリンピック。オリンピックの場合は「選手村」なんてぇものがございまして、選手は皆その選手村に隔離される。マスコミなどから選手を守るのが目的なのですが、このやり方ですと、東京都の行う「おもてなし」に全てを委ねることになる。あぁ、心配だなぁ、心配。

来年の東京オリンピック、招致の際は「おもてなし」をキャッチフレーズといたしました。その東京オリンピック、はたして今回のラグビーワールドカップのような「おもてなし」と「感謝」に溢れた開催となるのでしょうか?

ロゴマークの公募、競技場のデザインと最初からゴタゴタ続き。チケットの売れ行きも、競技によってすごく偏っているとか。東京オリンピック組織委員会の方々は、今回のラグビーワールドカップのこの雰囲気を、どうか肝に銘じておいて欲しいと思うのでございます。あぁ、やっぱり、心配。


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