店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「表現の不自由展」が、再開の方向で動いているそうでございます。あれをいきなり「中止」にしたのは、海外に非常に悪いメッセージを送ってしまったようでございます。「日本は、表現の自由も無い文化的後進国」と思われたでしょう。不自由展の是非以前に、その間違ったメッセージを送ってしまったことこそ、国内でもっと議論されるべきなのですけどね。
北朝鮮を初め、世界のかなり多くの国に「表現の自由」が無いことを、先進国のジャーナリストはよく知っております。特に独裁国家で表現の自由が無いことは当たり前。経済大国の中国でさえ無いのですから。だからこそ、表現の自由の進んだ国のジャーナリストは、その自負ゆえ、表現の「不」自由には手厳しいのでございます。
日本国民にとって、例の「慰安婦像(正式名称は違うみたいですけど)」は非常に腹立たしいものではございますよね。でも、それを「力」で弾圧してしまっては、日本は文化的後進国の仲間入りでございます。少なくとも、そういうメッセージを海外に与えてしまう。これを、日本国民、日本のマスコミがもっともっと、自覚するべきなのでございます。
さて、ここで、「国境なき記者団(RSF)」が毎年発表している「世界報道自由度ランキング」をご紹介いたしましょう。2019年、日本は67位で「顕著な問題有り」という評価。一方、かの韓国はと申しますと、41位で「満足できる状況」となっております。日本国民は、「日本は自由な国だ」と思ってるかも知れませんが、これが世界の評価なのでございます。
もっとも、この順位、第2次安倍内閣に入ってから急激に数字を落としております。まぁ、これを、「安倍内閣に問題が有る」という要素も有りますし、「李明博の竹島上陸以来の韓国の世界規模の情報操作」が影響しているのかも知れません。どちらにせよ、日本の「自分たちが真面目にやってれば、必ず理解してくれる」なんてお花畑感覚は、世界的には通用しないのでございます。
ワタクシが主張したいのは、「とにかく議論すること」でございます。とかく、今の日本の風潮は、物事を「善と悪」の両極端で考える。そして、クレームや脅迫といった力ずくで自分の主張を通そうとする。あぁ、何て野蛮なことか! 今、日本人は、自らのこの「野蛮さ」に十分に気付くべきでございます。