店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
中国のデモが気になった土曜日ですが、日本のテレビはなかなか報道してくれないのですよね。そこで、夜はずっとネットのライブ中継に見入っておりました。警察隊の催涙弾発射や放水、デモ隊から投げられた火炎瓶で燃え上がる炎、怪我をして運ばれる人。決して見やすい映像ではないけれど、その分、作為の無い生々しさはございました。
警察隊は、催涙弾を水平発射しておりましたねぇ。日本では40年程前の成田闘争の際、機動隊の催涙弾水平発射でデモ隊に死亡者が出て、大変な騒ぎになったことがございますが、香港では大丈夫だったのでしょうか? まぁしかし、これだけ「生中継」をされると、天安門事件のようなことにはならないでしょうね。
韓国でも香港でも、デモは「ネット」を介在して集まっております。日本のデモも同様ですね。ひと昔のように「秘密結社的な集団が、ひと場所に集まって決起する」なんて光景は無くなっております。それを考えると、ちょっと前に日本で話題になった「共謀罪」ってのは、すでに時代遅れの感がございます。
韓国のデモ、日本のマスコミはチビリチビリ報道しておりますが、どうも「作為」や「結果有りき」が有るようで、素直な気持ちで見られないのでございます。一方ネットでは、何人かのユーチューバーが韓国のデモの様子を録画して、YouTube に上げてくれております。素人ゆえの作為の無いありのままの映像で、こちらの方がより生々しいかなという感じでございます。
日本のマスコミは、芸能人の自宅の前では何日も張り込みをするのに、韓国とか香港へはあまり行かないですよね。しかも、ツイッター、フェイスブックに上がった映像や動画をそのまま拝借して報道しようとする。それで、時々、フェイクニュースにコロッと騙されたりとか。あ~あ、もう、見てらんない。
昔はね、遠く離れた異国の地で起きていることはマスコミなどに報道してもらわないとサッパリ分からなかったのですが、今や、すぐにネットで生中継が始まる。そしてそちらの方が生々しい。また、人々はネットで繋がり、熱しやすく冷めやすい衆と変わりつつある。ひと昔より、世の中の動きが何倍速にもなっている感じがいたします。