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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-07-15 【年に一度のエントロピー最小】

明日は一年に一回の、ピアノの調律の日でございます。ということは、すなわち、ワタクシは、今晩、徹夜で自室の大掃除をやる事になるのでございます。調律師のおねぇさんが、部屋に入って来ますからね。半分物置と化したワタクシの自室、そのままでおねぇさんに見せるわけにはいかないのでございます。

部屋の中で、かなりのスペースを取っているのが、山積みされた古雑誌でございます。『Newsweek』『Newton』『Mac Fan』などがかなりの量、溜まっております。あと、コミックの類、大判の童話の本、新刊書などもそれなりの量がございます。

雑誌は、読みたい記事が有ったら購入し、とりあえずその記事だけ読んで、後の記事は暇な時に読みましょうと積んでおく。そして、そのまま鳥取砂丘の砂の様に堆積していくわけでございます。なかなか捨てられないのは、そのほとんどが未読記事だから。そうやって、3~5年分が溜まっていくのでございます。

ここで、近藤麻理恵さんの「ときめき片付け方」の登場でございます。1年未満の雑誌ですと、ま~だ少し心がときめく。だから捨てられない。しかし、3年とか5年経ちますと、もはやときめきなんて蒸発しておりますので、捨てる決心が付く。まぁ、拾い読みして積むという読書法がそもそもいけないのですが、近年、文章を読むスピードがガタンと落ちまして、ついついそうなってしまうのでございます。

なんとか、積むものは積み、捨てる物は捨て、掃除機をかけて、雑巾がけ。早朝までかけて、調理師のおねぇさんを迎え入れる準備でございます。そして、無事調律が終わると、これまた1年かけて自室のエントロピーは徐々に徐々に増大していき、そして、来年の今ごろ、また夜通しかけてエントロピーを最小にする作業の繰り返しなのでございます(笑)。

ワタクシ、本には非常に執着がございまして、小さな文庫本や漫画本ですら、きっちり取っておかないと気が済まない。いつの日か、「あ、あの本、どこにあったっけ?」とか「あの本の、あそこに書いてあったはず!」と探すことになる確信があるのでございます。そうやって、かつてのワタクシの実家の本棚は、膨大な本で溢れかえっておりました。

ところが、母親が亡くなった後、無人となった実家を、ワタクシ、空家賃を払いながら1年以上も放置しておりました。すでに今のお店をオープンした後だったので、寝泊まりはお店の近くの部屋で過ごしておりました。なんか無気力になって、ほったらかしてしまったのですよね。

いつまでも空家賃を払い続けることも出来ず、業者に頼んで、家財道具全部を処分してもらったのでございます。当然、本棚の膨大な書籍、雑誌類もでございます。その時は、もったいないとも惜しいとも思いませんでしたねぇ。それくらい、気が抜けてたんでしょうねぇ。

そして、月日は流れ、今ごろになって、「あ、あの件は、あの本のあの辺りに書いてあったはず!」なんて閃くわけでございます。その本の所在を探すも、実家の本棚ごと処分してしまったことに気がついたりいたします。あ~ぁ、これがあるから、本の処分は難しいのですよねぇ。

そんな事も有って、かつて所有していて処分してしまった本を、もう一度買い直すなんてこともまれにございます。まぁ、しかし、最近は、購入したのを忘れて、同じ本を二度買ってしまうなんてことの方が多くなりましたけどね。ボケてきたのかな?(笑) では、では。


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