店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
午前中に出かけておりまして、その帰りしな、滅多に入らないコンビニへふと立ち寄ったのでございます。店内に入ると、何やらデッカイ看板が立てかけてあり、そこには「ナポリタン」「東海限定」の大きな文字が! 店に入るなり、妙にそのナポリタンに興味を持ち、じっと眺めておりました。
すると、すぐ横にいた店員さん、その看板を指し示しながら、しきりのそのナポリタンをワタクシに勧めるのでございます。ワタクシ、ニッコリ笑ってお店の奥に入り、そのナポリタンを探しておりましたら、先ほどの店員が満面の笑みを浮かべながらワタクシのすぐ横に居るではございませんか。
探しているワタクシに、「あ、これです、ナポリタン」と教えてくれたのでございます。そして間髪入れず、「今、この『カニかまマカロニサラダ』も、大変人気なんですよね」とワタクシに勧めてくる。あ~、特別イケメンな店員でもないのですが、もうね、その笑顔にやられてしまったのでございます。ナポリタンとカニかまマカロニサラダ、お買い上げ~なのでございます。
お客の顔色を盗む技術、軽快なテンポで商品を売り込む押しの強さ、完璧な笑顔、ワタクシ、「プロのコンビニ店員」に出くわしたのでございます。いや、その鮮やかな手口には感服! 滅多に行かないコンビニなので分かりませんが、多分、多分、あの人は、本部から送られてきた販促要員なのでは?! と、勝手に想像しているのでございます。
まぁ、その時のワタクシの格好は、頭はボサボサで顔はスッピン。眉毛が無いので、かなり恐~い顔のはず。以前、その格好でルイ・ヴィトンの名古屋支店に入って行って、散々な冷たいあしらいを受けた覚えがございます。ワタクシの「世を忍ぶ仮の姿モード」にも物怖じすることなく満面の笑顔で近づいて来たコンビニ店員、彼こそ「プロフェッショナル」でございます(スガシカオの曲を脳内補完してね)。
そうそう、ナポリタン、美味しかったよ。薄焼き玉子の上に麺が乗った名古屋独特のスタイルのナポリタンでございます。ただね、名古屋の喫茶店ってのは、ナポリタンを熱々の鉄板で出してくるのでございます。鉄板の上で薄焼き玉子を作り、玉子が固まる前に別で炒めたナポリタンを乗せますので、麺と玉子が混ざり合う、まさしく「融合」するのでございます。