店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
20年くらい前のお話、ワタクシが歌舞伎町のショーパブで働いていた頃の、ある興味深いお客様の記憶が、今だに鮮明に残っております。そのお客様は、女性二人連れ。当時で言うところの「コギャル」っぽい出で立ち。フラッと遊びに来て、ガチャガチャと大騒ぎして飲み食いし、そこそこのお会計を軽く支払って帰られたのでございます。
ワタクシ、なぜ鮮明に覚えているかと申しますと、その女の子のお仕事が、非常に興味深かったからでございます。なんでも、お年寄りが住んでいそうな一軒家に目星を付けまして、その家を訪ねていく。そして、家人にこんな申し出をするそうでございます。
問題は、その工事が「はなから必要ではない工事」であること。言葉巧みに、必要ない工事を「押し売り」していたのでしょう。そして、もっと問題なのは、そのコギャル達に全く罪悪感が無かったこと。あっけらかんとしていたのでございます。そんなことも有りまして、今だに鮮明に記憶に残っているわけでございます。
芸人さんの闇営業が問題になってますが、その芸人さん達が繰り出していったパーティーってのも、そんなあっけらかんとしたチャラ若い人達だったのではないかなぁ。もし、「いかにも反社会的」って出で立ちだったら、芸人さんも最初から近づかないと思うのでございます。呼ばれて、行ってみて、気がついたら、「エッ? そういうお仕事の人なの」って事だったのではないでしょうか?
あとね、闇営業してた芸人さん達が、そこそこ売れている人なのも意外でございました。闇営業する必要もないでしょ。何かしら、先輩後輩の人付き合いが有ったのかも。でも、これだけの大人数がやらかしてたら、吉本興業だって薄々気付いていたのではないかなぁ。