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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-06-09 【二黒土星生まれは不動産に強いはずなのですけどねぇ】

昨日、土曜日のお話ですが、当店の税務をお願いしている税理士さんが、わざわざお店まで足を運んで下さいました。わざわざと言いますのは、その税理士さん、事務所の所在地は富山なのでございます。何でも、岐阜で同業者の会合が有ったとかで、その帰り道に寄って下さった様でございます。

当店の18年間の歴史の中で(まぁ歴史と言うのも大袈裟ですが)、4年目以降の15年間の税務処理をやってくれてるわけで、当店の最盛期も落ち込み時も、その山あり谷ありの変遷を全て、見てきている方でございます。

その税理士さんといろいろお話をしてましてね、「サイドビジネスで飲食店とかやられたらどうですか」なんてことも言われたわけでございます。確かに節税を考えると、そういうサイドビジネスは非常に有効的。と言いますか、ワタクシ、以前一度挑戦して諦めてるのですよね。

15年くらい前、風俗店と平行して錦あたりに飲食店を出すことを考えたことがございます。当時、錦のテナントは空き多く、もうほんと、どこも「持ってけ泥棒価格」でございました。いろいろ見てまわったのですが、結局本決まりにはならず、話は流れることに。それには、ワタクシの性格も大きく影響してたのですよね。

お店を任せようとワタクシが決めた人と、どうしても意見が合わなかったのでございます。その方も、水商売はベテランの方。このまま話を進めても絶対うまく行かないという察しがお互いに有り、白紙に戻そうかということでそのまま流れてしまったのでございます。

ワタクシ、昔から、下駄を預けるというのが苦手なのでございます。職人気質(かたぎ)なのでしょうかねぇ。細かいところまで全部、自分の拘りが浸透していないと気が済まない。でも、これを追及し過ぎますと、結局、ぜ~んぶ自分ひとりでやらなければ納得出来なくなる。体はひとつしかない。そのジレンマに落ちて行く訳でございます。

この反省で、10年ほど前に東京に3号店を開いたときには、すっかりそこのママさんに任せてしまったのでございますが、これが大失敗。そのママさんがギャンブルにはまりまして、お店はいつの間にか自然消滅。まぁ、3号店消滅の半年後に東北大震災が発生というタイミングでしたので、奇遇な運命の巡り合わせに驚いたこともございました。

で、税理士さんのサイドビジネスのお話に戻るのですが、下駄を預けるさじ加減が下手というのもございますが、「第一に、そこまでやる体力が無いです、もう年ですし」と答えますと、税理士さんも、「私も同様に年取りましたからねぇ」とのご返事。お互い、世間一般ではまだ「中年」と呼ばれる年代ですが、何やら年寄り臭い会話になってしまって笑っておりました。

巷では副業を解禁する企業がジワジワと増えているとのこと。ワタクシも、老後のことを考えると何かサイドビジネスをやっておいた方がいいかなぁなんて思うのですけどね。若い頃は「家賃収入でひだりうちわの老後を」なんて考えてましたが、まだまだ遠い夢のようでございます。


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