店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
川崎の事件で、コメンテーターの発した「1人で死んでくれ」という語が、物議を醸しております。この発言が新たな事件のきっかけになりかねないという話なのですが、でも、ご遺族の気持ちを察したら、ほんと、この言葉の通りの心境でしょうねぇ。
ワタクシが気になるのは、この様な発言を「言っちゃいけない」と封じ込める風潮があることでございます。でも、それって、おかしくない? 反論が有るのなら、その反論をぶつければ良いだけの話。言っちゃいけないと封印するのは、単なる思考停止なのでございます。
とかく日本の世論ってのは、善と悪のどちらか両極端しか認めない傾向がございます。世の中、そんなに白黒はっきり出来るものばかりではございません。いろんな意見が有り、それらが自由に言え、付き合わせ、そして落とし所があれば譲歩する。そういう戦略的議論(ディベート)がヘタなのですよね。
先日の北方領土の「戦争発言」でもそうでございます。すべてのマスコミが「非常識だ」と弾劾する。けれど、戦争でもやらない限り戻ってこないというのは事実。でも、あえてそれを提議して矢面に立とうとするマスコミはいない。今の日本のマスコミは、他と足並みを揃えて事なかれを貫く意気地無しばかりでございます。