店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「バックドア」というのをご存じでしょうか? 「裏口」という意味でございます。裏口入学なんて語がございますが、ことコンピュータ機器においてバックドアと言いますと、「不正規に進入するための抜け穴」という意味で使われるのでございます。
かなり前から、中国製の一部のパソコンには、このバックドアを開けるためのウイルスが出荷時から仕込まれていると言われておりました。そしてそのバックドアはパソコン本体に限らず、パソコン内部に使われている電子部品にまで仕込まれているという報告もございます。
そして最近疑われ始めたのが、中国製のセキュリティカメラやドローンでございます。映像を中国に送っているのではないかなんて言われておりますが、まぁ、これはまだ藪の中。本当にバックドアが仕込まれているのか、あるいは最近の米中対立の流れを受けてのアメリカお得意のハッタリイチャモンなのか? でも、中国ならやりそうな事ではございます。
「ファーストペンギン」という語がございます。群れで行動するペンギンは臆病な動物。でも、その中の勇気ある1匹が海に飛び込むと、それに続いて他のペンギンも次々と飛び込むことになる。転じて、最初に勇気ある行動をする人のことをファーストペンギンと言うのでございます。
トランプさんが中国の HUAWEI 社を目の敵にしております。いや、HUAWEI 社だけでなく、もはや中国全体に対して貿易戦争を仕掛ける勢い。トランプさん就任後、彼の短気には散々世界中が振り回されておりますが、今回だけは先進国のいくつかやその企業がトランプさんに追従しております。もしや、トランプさんがファーストペンギンになってしまったか?
パソコンなどのバックドアを始め、これまでの中国は見境なくやりたい放題。世界中に散らばる中国人社員がスパイ行為を働き、日本を含め諸外国が中国に作った合弁会社では平気で企業秘密を盗み取られる。今の中国の繁栄は、そういった知的財産の盗用で成り立っているのでございます。
そして、その盗用は、中国が国家ぐるみで推し進めていたこと。そんな中国の横暴には世界中が業を煮やしていたのですが、どの先進国も中国製品への依存度が高く、明からさまに敵対出来ない。そんななかで、口火を切ったのが、トランプというファーストペンギンということなのでしょう。