«前の日記(2019-05-05) 最新 次の日記(2019-05-07)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2019-05-06 【変化が多いほど時間はゆっくり】

ゴールデンウィークも、終わりましたね。5月に入ってからの1週間は、まったく曜日の感覚が無かったのでございます。特に今日の月曜日は、ずっと日曜日と勘違いしてまして、ふと目にしたテレビ番組で「おやっ」と思う次第でございます。

新人さんが寮に入ることになっておりましたので、本日の営業終了後、新人さんを寮まで案内し、鍵を渡し、ワタクシはそのまま夜道をお店まで戻ってまいりました。疲れてたんでしょうねぇ、お店に着いて、事務所の椅子に座り、フゥ~とため息をついたらそのまま眠っていたようでございます。

目が覚めると、なんとも中途半端な深夜の4時。4時とは言え、なぜか妙に目が冴えている。このまま起きていようか、はたまた二度寝しようか、微妙に悩む時間帯でございます。

そうこうしているうちに、いつしか時間は5時過ぎに。ふと、窓の外に目をやると、すっかり明るくなっております。支払いもいくつかありますし、チョイト早朝の散歩にでも行きましょうと、外に出ることにいたしました。

いや、ほんと、ダウンジャケットを着て出て大正解。5月というのに、ムチャクチャな冷風。ジャケットのファスナーを首元までしっかり締め上げ、ポケットに手を突っ込んで、いそいそとコンビニへ急いだのでございます。

支払いを済ませ、切れていた牛乳を購入し、コンビニ袋を片手に下げ、お店に戻ることに。ふと見上げると、ビルの側面や立木がオレンジ色に朝日を反射しております。連休明けの静かな早朝、頬を刺す乾いた冷風。学生の頃、山でキャンプして、朝起きた時の感触を、懐かしく思い出したのでございます。

光とか、風とか、気温とか、そんな刺激が過去の記憶とピッタリ重なるってこと、ございますよね。そして、自分が忘却の彼方に追いやっていた記憶が、まるで先ほどの出来事かのように思い出されてくる。思えば遠くへ来たものだと思いながら、トボトボと帰った朝でございました。

毎日、同じような日々を繰り返しておりますと、重ねられる記憶は次々と圧縮され、あっと言う間に月日が経つものでございます。そんな時、何かのきっかけで、ふと、その小さく小さく折り畳まれた記憶の一ページが、自動車のエアバッグよろしく、パンッと目の前に現れ、改めて、移り変わりの久しさに気付いたりいたします。

今日はね、時間感覚の無くなっていたワタクシが、日の出の早さに気付かされ、自分の歩んできた長さに気付かされ、いろいろ気付かされた朝でございました。たまには、普段とは全く違う時間に起きるというのもよろしいですね。日々の変化の多いほど、時間はゆっくりと感じられるそうでございますよ。では、では。


«前の日記(2019-05-05) 最新 次の日記(2019-05-07)» 編集