店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ペヤングの超大盛ってのがございますでしょ。あの、二個分が一箱に入っているヤツ。あれをね、一度、食べてみたかったのでございます。ただねぇ、あの箱の大きさを見るたびに、コンビニで躊躇しておりました。しかし、この度、意を決して、実食!いたしました。
食べた時は丁度良かったのですが、どうも、お腹の中でドンドン膨らんで行っている感じがいたします。お腹が徐々に張ってくるのですよね。と同時に、強烈な睡魔が。まぁ、相当量の炭水化物を一時に摂っておりますので、急激に血糖値は上がったはず。ワタクシ、気絶するように睡魔に襲われておりました。
そこで、ふと、思ったのでございます。このペヤング超大盛が、コンビニで¥227円。また、ちょっと前にこの欄で岐阜タンメンのカップ麺を紹介いたしましたよね。あれが、コンビニで¥257円。岐阜タンメンの方が高いのでございます。ペヤング、コストパフォーマンスよろしいですねぇ。
お話変わって、3日程前、旧態依然の休日の取り方に日本人は安心しているというコラムを書きました。その最後のひと言、「奥が深い」と書きましたのを、「『根が深い』の間違いでは?」というご指摘をいただきました。
まぁ、文章の流れ的にどちらでも意味は通りそうですが、でも、ワタクシ、本当は、「根が深い」という意味で書き上げたつもりだったのでございます。しかし、心とは裏腹に手が「勢い」で、「奥が深い」と書いちゃったみたいですね。自分が書いた文章、ちゃんと読み直さないといけませんねぇ。
自分が20年くらい前に書いた文章をあらためて読み直すと、当時の自分の文章がハッチャケているのに気がつくのでございます。良い意味で「非常識」、翔んでいるのでございます。何か他人様が書いた文章の様にも思えてくる。それに比べますと、現在の文章は行儀良くまとまっていて、翔んでないなぁと思ったりするわけでございます。
昔は、全部原稿用紙に書き殴っておりました。それをパソコンで清書するわけでございます。いつからか、その原稿用紙書き殴りをやめて、直接パソコン相手に入力をするようになったのですが、それが影響しているのかなぁ。あるいは、単なる、老化現象? どうなんでしょうねぇ。
原稿用紙に書き殴っている時は、当然、「手」の方が間に合いません。漢字なんかをいちいち書いている暇なんてない。ひらがなで、ダダダダッと、いかにも文字通り、書き殴る訳でございます。その手の勢い、力の入り方、動きの激しさ、そういった手の動きが脳にフィードバックされて、文章が翔んだ、跳ねた、ということも有ったでしょうねぇ。
パソコンの入力は、漢字変換の度に思考がほんの少し停止するのですよね。小さな停止ではございますが、その僅かなツッカカリの積み重ねが、いつの間にか文章の勢いや毒を殺していたのかも知れません。昔の自分の文章を読み直して、原稿用紙と万年筆のコンビが妙に懐かしく思えております。