店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
皆さま、大型連休をどうお過ごしでしょうか? 世の中は10連休と騒いでおりますが、今の日本の実情を考えますと、この10連休の恩恵を受けられる人と全く関係無い人の二極化が進んでいるのですよね。24時間営業や年中無休がこれほどまでに進んだ今の日本では、この大型連休のやり方、旧態依然として現状にそぐわない気がいたします。
にも関わらず、5月のこの時期にお休みが有るというのを、日本国民全員が「安心」している感がございます。これはね、「より良いやり方を」よりも、「変わることが怖い」という日本人の保守的感覚なのでしょうね。この「変わるのが怖い」という感覚、ワタクシ、若い頃のバイトでよく経験しております。
若い頃、いろんなバイトをしたものでございます。そして、アルバイトと双璧を成して日本の生産業・サービス業を支えているのがパートタイマー。まぁ、日本のパートタイマーのオバチャンたちは、よく働きますよ、ほんと。
でね、ワタクシ、なまじっか小賢しいところが有りますので、現場で働いていていろいろな「指摘」をしちゃうわけでございます。「これはこの順番の方が効率がいい」とか「その入力は省略形を登録しておくと早く入力出来る」とか、ポチポチ言ってしまうわけでございます。
するとね、パートタイマーのオバチャンたちから帰ってくる言葉は、大体同じ。「いや、やり方が変わると分からなくなるから」と。そう、効率よりも「慣れ」が優先するのでございます。つまり、新しいことを覚えるのが面倒くさいと。そして、さらに、そのオバチャンたちから、衝撃の言葉が!
「効率良くなって、人手がいらなくなったら、私たちの誰かがクビになっちゃうでしょ」...おぅ、ワタクシ、目からウロコが。この人達は、分かっている。分かっていながら、あえて面倒な作業を厭(いと)わずにやっているのだ。ワタクシ、「戦うパートタイマー」をそこに見たのでございます。