店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
当店が有る新栄という場所は、ことさらコンビニエンスストアが多い地域でございます。ひと昔前はローソン勢が圧倒してましたが、一つ消えては別の場所に違う店舗が立ち上がりなんてことが繰り返され、今はセブンイレブンとファミリーマートがしのぎを削っております。
消えかかってるコンビニエンスストアってのは、明からさまに分かりますよね。人手不足なんでしょうね、深夜・昼・早朝、いつ行っても同じ人がレジに立っている。そして、その「同じ人」がどんどんくたびれてきて、フラフラになりながら店番をするようになる。
いつの間にか、店内の棚が徐々にスカスカになっていくのでございます。この時点で、何ヶ月後かの閉店が決まっているのでしょうね。不良在庫になるような物の発注を止めているのだと思います。そして、ある日突然、店が閉まっていて、張り紙が貼ってあると...
セブンイレブンが24時間営業を見直すとか言っております。そもそも、その地域の事情も考慮せずに一律のフランチャイズ契約で縛るってのは、中学や高校の訳分からない校則と同じで、「お手軽に管理しよう」という管理側の横暴でございます。そのしわ寄せは、ずっと店舗側が請け負っていたわけでございます。
要は、本部としては利益が上がれば良いはずなのですけどねぇ。営業時間を短くすれば、その時間分、人件費が少なくなるのでございます。時短営業が必ずしも利益減損になるのかどうかは、やってみなければ分からない。ということで、セブンイレブンが実験的に一部の店舗で時短営業を始めたそうでございます。
もとより、コンビニの本部は、狭い区域にコンビニを何軒も乱立させるものでございます。ブランドイメージとかマーケティングとかいろいろ理由が有るのでしょうが、この戦略、各店舗にとってはたまったものじゃない。ただね、今後、時短営業が当たり前になってくるのなら、この狭い区域に乱立しているというのが、逆に利用できそうでございます。
震災の時に「輪番停電」ってのがございましたでしょ。深夜のコンビニなんて、あれでいいんじゃないですか。時間をずらしながら、交代で店を閉めるのでございます。どうぜすぐ近くに別の店舗がございますし、全部が空いている必要は無い。どの時間帯にどの店舗が開いているかというサイクルさえ分かっていれば、全然不自由ではございません。