店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ちょいと報告を。新人の「飛鳥むぎ」さん、最初にご案内した時には顔に大きくボカシが入っておりましたが、そのボカシ、かなり薄くなり、目も公開でございます。2/11(月祝)までの出勤もアナウンスしておりますので、よろしくお願いします。
最近、お客様から、「人数増えたねぇ」とフロントで声をかけていただくことが多くなりました。あるいは、「いつ、いなくなるか分からないから、急いで入っておかなくちゃ」と皮肉を言いながら新人さんを選ばれるお客様もいらっしゃいます。ワタクシ、微笑みながら、「お気遣い、ありがとうございます」とお答えしたりしております。
人数が増えたり減ったりするのは、この業種の宿命のようなもの。最近は、「全て受け入れよう」という気構えで臨んでおります。多ければ多いような商売をすればいい。少なければ少ないなりの商売が有る。成るようになるさ、ケセラセラでございます。
「成るようになるさ」、英語で言いますと「Let It Be」でございます。「ケセラセラ(Que Sera, Sera)」はスペイン語かなと思いきや、ウィキペディアを見るととんでもないことが書いてございます。文法的にスペイン語では意味が通らず、スペインで使われたこともないとのこと。どうやら作詞家の造語の様でございます。
水商売にいた頃、フィリピン人のニューハーフと一緒に働くことが多かったものでございます。以前、フィリピン語を勉強しようとした時、フィリピン語にも「成るようになるさ」が有るのを知って驚いた事がございます。「バハラナ」。フィリピン語を勉強して、覚えているのはこの単語だけでございます(笑)。
ちょっと前には、「レリゴー(Let It Go)」というのが一世を風靡いたしました。日本語訳は、「ありのままで」。ワタクシ、この和訳には非常に違和感がございましたが、曲があまりにもヒットしたせいで、「そういう意味もあるんだ」と思い込んだりもしておりました。本当は、「(くよくよせずに)先に進もうよ」みたいな意味ではないでしょうか。
最近、「年を取ると」という句を使うことが多いのですが、年を取ると、この「成るようになるさ」が実に人生にとってありがたい語であることに気がつくのでございます。こだわりを持たず、何事もサラリと「成るようになるさ」と受け流す。それが、自分も、そして回りをも、楽にさせる魔法の言葉なのでございます。