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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-12-11 【まぁ、盆と正月だけでもいいのですけどね、子供のお休み】

今日放送してましたNHK BSの「アナザーストーリー」という番組が、「ゆとり教育」をテーマにしておりました。何かと否定的な意見の多いゆとり教育ですが、羽生結弦さんや大谷翔平さんがゆとり世代ド真ん中とのこと。そう言われると、確かにニュータイプっぽいお二人でございますね。

教育でも芸術でもスポーツでも、初期にはある程度の「強制的指導」が必要なわけで、昔の「詰め込み教育」ってのは、教育の一部においては必要悪だった様な気がいたします。悪名高いゆとり教育も、科目や学年ごとに「詰め込み」と「ゆとり」とを混在させられたら、また結果は違っていたかも知れませんよね。

今、思い返しますと、どうも「ゆとり」が必要だったのは、生徒ではなく先生側じゃなかったのかなぁなんて思うわけでございます。学校週5日制を導入しましたが、あれも一見先生が休めて楽に思えますが、実際にはカリキュラムがギチギチになり、先生の負担が増すことになったのですよね。

外国人労働者のお話のときに、日本人が3K仕事をしなくなったとお話しいたしました。これもね、子供の時から週休2日制が身についてますと、社会に出る時に、週休2日ではない仕事に対するハードルが、結構高くなっちゃうと思うのでございます。

でもね、世の中ますます「年中無休」「24時間営業」なんてのが進んでおりまして、就職先を「完全週休2日制」と限定しちゃいますと、それこそ「潰しが利かない」という状況に追い込まれるでしょ。

本当に生活に困った時にどんなキツイ仕事でも働けるという「たくましさ」を子供の頃から植えつけてあげる、それが子供達の将来を見据えた教育だと思うのでございます。そう考えますとね、小中学は週6日制に戻すべき! ワタクシ断言いたします。どうせ、夏休み・冬休みがごっそり有りますしね。

するとね、社会に出る時に、週休2日制の一般企業や役所に勤める際に、「あぁ、大人っていいなぁ」と心から思えるはずでございます。今、この「大人になることに憧れる」という感覚が子供達から減っているのですよね。また、週休2日制でない仕事に対しても、ハードルが下がるはずでございます。

学校の先生も、土曜日に授業が出来ると、カリキュラムの消化がかなり楽になるはず。まぁ、「休みが減る」とブツブツ文句を言う先生もいるでしょうけどね。「外国人労働者を受け入れざるを得ない」という日本の現状を前にして、学校の週休を考え直すのもよろしいのではないでしょうかねぇ。では、では。


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