店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まず最初の標識、歩道を自転車も走れますよという標識ですが、歩行者は人間のシルエットで描かれているのに、自転車にはその運転者が描かれていない。この自転車の絵柄は、走っている状態なのか駐輪中なのかが明示的ではないのでございますよね。何の事前情報もなければ、「歩道に駐輪可」という標識と判断することも出来るのでございます。
では、次の標識。この標識も、運転者は描かれていない。自転車が動いているのか止まっているのかが明示的ではないのでございます。まぁ、この標識には漢字で説明がありますが、漢字の読めない人が何の予備知識なしで見たら、「自転車通行禁止」の標識と判断する可能性もございます。
最初の標識は、自転車の運転手も書き込むべきでございます。それで、歩行者と自転車が同じ歩道を通行している絵柄と意味がはっきりいたします。後の標識はどうしましょう? これは、自転車の横にガードレールでも書き込むか、自転車に鍵の絵を書き込むなんてことで分かりやすくなるでしょう。
こんな考え方をしますとね、自転車の絵に斜線を引いて漢字で説明するなんて標識、これはデザイン的には非常に低レベル。まず、絵を見ただけで、直感で本質的なことが伝わるべきなのでございます。そのためにどうするか? そこにデザインの妙があるのでございます。