店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
なんかね、RADWIMPS(ラッドウィンプス)の新曲、「HINOMARU(ヒノマル)」って曲に対して、「軍歌だ」「軍国主義だ」「発売禁止にしろ」なんてぇ意見が出ているそうで、ワタクシ、手に入るうちに確保しておこうと慌てて購入いたしました。
実際に歌詞を読んでみると、騒ぐほどのことではない。CD会社の新手の宣伝にやられたかなと疑ったほどでございます。「台風や津波に負けない、ご先祖からの精神がある」というただそれだけの内容の歌。唯一、「御霊(みたま)」という単語が引っかかったのかなぁ? でも、「御霊=軍国主義」と短絡するのは、チョイト被害妄想が過ぎるかも。
「君が代」を天皇礼参と解釈し、これまたどういう思考回路なのか「軍国主義」だと言って、「君が代」を否定する論もございます。「君が代」という和歌は、明治軍国主義の何百年も前に詠まれた歌であって、年代的には明治政府が利用したという感の方が強い。責められるは明治政府のはずなのに、なぜか「君が代」に批判が起きたりする。これもどうかなぁ?
「君が代」ってのは、一般的に「君主の寿命」と解釈されております。でも、ワタクシは、これ、ラブソングと(個人的に)解釈しております。「小さな石が固まり、大きな岩になり、その岩に苔がつくほどの永遠の時間、それくらい、貴方が長生きしますように」...国歌がラブソングなんて、すごくロマンチックじゃないですか。
日本は、戦前の軍国主義の影響で、戦争や軍隊に関してナーバスになりすぎております。その結果、「戦争はしちゃダメ」という主張で思考停止しちゃってる。いや、「戦争はダメ」なんてのはほぼ全員が思っているわけで、本当は「戦争をしないためにはどうすべきか」が論じられるべきなのですけどね。
「日本の国歌=ラブソング」なんてことを申しましたが、こんなノンビリした国歌の国なんて、世界中でも日本だけ。他の国の国歌は、どこも物騒なのでございます。アメリカ・イギリス・フランス・中国、これらの国の国歌はみんな、戦争による勝利を讃える歌詞が付いております。「国を讃える=勝利を讃える」なのですよ、世界の国歌のスタンダードは。