店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
オモチャを買いました。またまた、衝動買いでございます。「Cube-tastic!」なんていう商品。まぁ、見るからに、あの、ルービックキューブでございますね。対象年齢は「6才以上」。ふむふむ、ワタクシは十分に対象年齢のようでございます。
「考える力がぐ~んとアップ!!」「楽しく学べる知育キューブ」なんてぇキャッチフレーズが箱を飾っております。実はこのオモチャ、単体では単なるルービックキューブですが、アプリをダウンロードしますとスマホで面白いことが出来るのでございます。
グチャグチャに混ぜたキューブの各面をスマホでスキャン(撮影)いたします。すると、あ~ら不思議、6面揃えまでの手順をスマホが教えてくれるという代物。ルービックキューブ解法のプログラムは昔から有りましたが、驚いちゃったのはスマホの処理能力の高さでございますね。ホント、ちっちゃなコンピュータでございます。
さて、これだけならわざわざ購入とか思わない。ワタクシ、何に惹かれたかと申しますと、キャッチフレーズに「法則が学べる」「6面揃えをマスター」と有る。おぉう、6面揃え! 子供の時、挫折しちゃったんですよねぇ。今、この年で、リハビリ兼ねて、復習いたしましょうかということで、購入に至ったのでございます。
でもね、6面揃えることには拘っておりません。むしろ、「ルービックキューブというロジカル(論理的)な世界」が好きなのでございます。「こう動かせば、この駒とこの駒が入れ替わる」とかいうキューブ独特の法則は、よく知っておりますよ。このアプリが、それを、どんな感じで論理的に説明するのか、それに興味を持ったわけでございます。
結果として、期待外れでございました。アプリは、単に6面揃えまでの手順を淡々と説明するだけ。せめて、「このステップは、○○の位置の駒を△△の位置に入れるための手順です」くらいの説明があるといいのですけどねぇ。延々と説明通りに駒を回転させるというつまらない作業が続くのでございます。
こりゃぁ、子供は飽きるな、きっと。そして、このアプリが今ひとつ教育的で無いと思うところはですねぇ、まず最初に「目的」を掲げてない。「目的ー過程ー結果」という流れがあるとしたら、その「過程」しか見せてこない。アプリに言われるままにキューブを動かしますが、いまやっている作業が何をどうするための作業なのかが全く分からない。で、気がつくと6面揃っているという「結果」がいきなり現れる。
ルービックキューブを知育として使うというアイデアは秀逸なのですが、いかんせん、アプリの出来がねぇ...アプリが「6面揃え」に拘らず、単純に「辺の駒を入れ替える手順」「コーナーの駒を入れ替える手順」だけを子供向けに説明し、後は子供がそれを応用するのに任せた方が教育的だと思うのですけどねぇ。