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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-04-17 【バブルの頃は、み~んな狂ってた】

アメリカ映画、特に古い映画を見ると、週末にお給料を渡すというシーンをよく見るのでございます。お給料が、まだ現金手渡しだったころのお話でございます。そんなシーンを見て、「アメリカは週末にお給料を渡すんだ」と思ったりもしておりました。実際はどうなのかなと調べてみると、今でも週払いが根強く残る中、隔週払い・月払い・年俸といろいろ有るようでございます。

アメリカの週払いというのは、やはりキリスト教の「日曜日=安息日」という概念からでしょうか? 日本の場合、月払いと日払いがほとんど。週払いというのはあまり聞きません。水商売関係では、飲食店は月払いがほとんど、逆に風俗店は日払いがほとんどでございます。

お給料が現金手渡しだったころは、給料日前の経理さんとかは大変。社員全員のお給料をそろばんで計算していたのでございます。そして銀行からは、大金がジュラルミンのケースに入れられて会社に運ばれる。その現金輸送車を襲撃する事件なんてのも、時々あったのでございます。

一方、今や銀行振込の時代。そして、日経にこんな記事がございました。給料日前に、それまで働いた分の給料を受け取れる「My給制度」というシステムが始まっているそうでございます。まぁ、俗に言う「前借り」というヤツですが、My給の進んでるところは、社員が自分のスマホから前借りの振込を操作できるということ。会社への申請という面倒くささが無いのでございます。

こういったシステムが一般的に使えるようになったのも、お給料が振込になり、会社の給与計算もコンピュータの自動計算になり、人の手や現金が介在しなくなったから。My給システムが浸透していくと、もう「給料日」という概念は無くなってしまうかも知れませんよ。

そこで、ワタクシ、日本の経済を盛り上げる一案を申し上げるのでございます。お給料の「週払い」をドンドン広めましょう。政府が「プレミアムフライデー」なるものを提唱してますが、「遊べ、遊べ」と言われましても、先立つものがなければ無理。でも、毎週金曜にお給料が振り込まれれば、自然に遊びに出やすくなるのでございます。

実は、風俗嬢のように給料を日払いでもらっていると、お金を計画的に使うのが苦手になるものなのでございます。日銭が入りますから、金銭感覚が狂ってくるのでございます。まぁ、この現象を逆手に取るわけでございますね。お給料自動計算・自動振り込みの時代では、週払い、日払い、自由自在なのでございます。

ただねぇ、本当に金銭感覚が狂って破綻する人が増えては困りますから、そこは専用のアプリを作りましょう。クレジット決済や現金引き出しの際、今後の収入予測をして一定額をキープするAI(人工知能)を盛り込んだアプリでございます。このアプリがあれば、月末に支払いに困るということはない。毎週末、思う存分、気兼ねなく、遊べるのでございます。

昨日、中国では顔認証で買い物が出来るとお話しましたが、日本の経済に今ひとつ盛り上がり感がないのは、生活にあまりにも「現金」が介在し過ぎているからかもしれませんよ。世の中、多少、金銭感覚が狂っていた方が、経済は盛り上がるのでございます。みんなで、狂いましょう(笑)。では、では。


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