店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
アメリカ映画、特に古い映画を見ると、週末にお給料を渡すというシーンをよく見るのでございます。お給料が、まだ現金手渡しだったころのお話でございます。そんなシーンを見て、「アメリカは週末にお給料を渡すんだ」と思ったりもしておりました。実際はどうなのかなと調べてみると、今でも週払いが根強く残る中、隔週払い・月払い・年俸といろいろ有るようでございます。
アメリカの週払いというのは、やはりキリスト教の「日曜日=安息日」という概念からでしょうか? 日本の場合、月払いと日払いがほとんど。週払いというのはあまり聞きません。水商売関係では、飲食店は月払いがほとんど、逆に風俗店は日払いがほとんどでございます。
お給料が現金手渡しだったころは、給料日前の経理さんとかは大変。社員全員のお給料をそろばんで計算していたのでございます。そして銀行からは、大金がジュラルミンのケースに入れられて会社に運ばれる。その現金輸送車を襲撃する事件なんてのも、時々あったのでございます。
一方、今や銀行振込の時代。そして、日経にこんな記事がございました。給料日前に、それまで働いた分の給料を受け取れる「My給制度」というシステムが始まっているそうでございます。まぁ、俗に言う「前借り」というヤツですが、My給の進んでるところは、社員が自分のスマホから前借りの振込を操作できるということ。会社への申請という面倒くささが無いのでございます。
こういったシステムが一般的に使えるようになったのも、お給料が振込になり、会社の給与計算もコンピュータの自動計算になり、人の手や現金が介在しなくなったから。My給システムが浸透していくと、もう「給料日」という概念は無くなってしまうかも知れませんよ。
そこで、ワタクシ、日本の経済を盛り上げる一案を申し上げるのでございます。お給料の「週払い」をドンドン広めましょう。政府が「プレミアムフライデー」なるものを提唱してますが、「遊べ、遊べ」と言われましても、先立つものがなければ無理。でも、毎週金曜にお給料が振り込まれれば、自然に遊びに出やすくなるのでございます。
実は、風俗嬢のように給料を日払いでもらっていると、お金を計画的に使うのが苦手になるものなのでございます。日銭が入りますから、金銭感覚が狂ってくるのでございます。まぁ、この現象を逆手に取るわけでございますね。お給料自動計算・自動振り込みの時代では、週払い、日払い、自由自在なのでございます。