店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
昨日のお話は、な~んかキナ臭い内容になってしまって、ちょいと反省しております。チラッとお話しましたが、最近見た2本の映画に影響されちゃったかなぁ? 『ブリッジ・オブ・スパイ』『バリー・シール アメリカをはめた男』、どちらも事実に基づいた映画でございます。
トム・ハンクス主演の『ブリッジ・オブ・スパイ』は、アメリカとロシアが捕虜交換をするお話。トム・ハンクスは、その東西社会の間に入って奔走する交渉人の役でございます。ロシアがスパイ活動をすれば、アメリカだって偵察機で盗撮している。そして、二人のスパイが超法規的処置で交換される。実際に有った事件の映画化でございます。
相手国のスパイは、国民は声を揃えて「死刑にしろ」と叫ぶ。これは、アメリカもロシアも中国も、どこも同じ。でも逆に、生還した自国のスパイは、「英雄」として讃えられる。スパイの世界には善も悪もない。「やったもん勝ち」なのでございます。
トム・クルーズの『バリー・シール アメリカをはめた男』は、CIA に雇われたパイロットが、中米のスパイ活動をしながら、麻薬密輸・武器の横流しで大もうけをするお話。CIA はバリーのサイドビジネスを知りつつも、他に適任者がいないためそれを黙認。その黙認の条件として麻薬組織を裏切ることになり...おぉっと、危うくネタバレするところでございました。
この映画が史実に忠実ならば、アメリカは諜報活動だけでなく、中米の反体制組織に武器を提供して内乱を助長させている。まぁ、中米だけでなく、中東やアフリカでも同じような事をやらかしてますから、アメリカ、確信犯でございます。
レンタル屋で、たまたま選んだ2本の映画が、どちらもスパイがらみで史実に基づいたキナ臭い映画。折しも、ミサイルの国と中国が急に談合を始め、日本は蚊帳の外に。ついつい、アンダーグラウンドで様々な人間がうごめいているのを想像しちゃいますよね。
先ほど、自国のスパイは英雄と書きましたが、先進国が諜報活動をするのは当たり前の時代。その「食うか食われるか」の感覚は、狩猟民族ゆえの感覚なのでしょうか? 日本はスパイ活動、やっているのでしょうかねぇ? スパイ天国と言われている日本、農耕民族的な「忖度で仲良く」なんて感覚だと、足をすくわれちゃうよ。今回だって、あっさり、アメリカにハシゴを外されたじゃん。
アメリカもロシアも中国も、「北朝鮮の核をどうするか」ではなく、「朝鮮半島の核をどうするか」が論点なのでございます。そりゃそうでしょ。北に核を捨てろと言っといて南に米軍が駐留してるんじゃ、話がまとまるわけ無い。そこへ、日本は未だに「拉致問題がぁ」と日本の個別案件を挟み込んでいる。そりゃぁ、蚊帳の外になるのも仕方がない。