店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
オリンピックの閉会式を、ダラダラと見ておりました。いやぁ、長い、長すぎない? 「閉幕します」って言ってから、さらに音楽ショーが延々と続きまして、ちょいと疲れたのでございます。参加している選手も、疲れるのではないでしょうかねぇ。
だから、ほんと、平昌だけでなく、リオやソチなどでも起きた問題を、今一度東京に照らし合わせて検証するべきでございます。それでなくても飽和状態の東京、その上に、選手団と観光客がドッと押し寄せてくるわけでございます。十分な検証をお願いしたいものでございます。
何となく心配なことがございます。韓国も中国も IT先進国でございます。ワタクシ、お叱りを受けるのを覚悟ではっきり言っちゃいますが、日本は IT後進国でございます。街行く人は皆、スマホを覗き込みながら歩いている日本ですが、その用途は主にメールやSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)かゲーム。スマホの用途としては、実に原始的な機能しか使っていないのでございます。
韓国は、日本よりも早く IT化が始まったのと、日本のマイナンバーにあたる住民登録番号というものが50年以上も前から使われていて、IT化に必須な個人特定がやり易かったということで、急激に生活の中に IT が浸透していったのでございます。韓国では、コンビニで住民票を取得したりも出来るのでございます。
また中国も、国民一人一人が政府に管理されていることも有り、IT 化は進めやすかったのでございます。今や中国人は、財布を持ちません。どこでもスマホで決済でございます。次の北京冬季オリンピックに向けて、さらに IT 化は加速されることは必至なのでございます。
なんだか、日本の IT 化がどうしても遅れるのは、どうも「個人の特定」に問題があるようでございます。マイナンバーのようなシステムが遅れているため、「個人認証をどうするか?」という点で足踏みをしているのでございます。
日本でも、スマホで予約をしたり決済したり出来ますよね。でも、韓国・中国と決定的に違うのは、それらが独立したバラバラな決済であること。マイナンバーで紐付けということがまだ出来ないので、複数の取引を一元管理することが出来ないのでございます。ですので、サイトごとにIDとパスワードをいちいち覚えることになる。
結局、スマホで決済するということが、今ひとつ普及しないので、スマホ決済を導入しようとする店舗がどうしても増えない。一元管理するアプリも現れない。結果、お財布の中は、何十枚ものクレジットカードとポイントカードが溢れかえるのでございます。
そして、無料の WiFi が街中に非常に少ないというのも、大きな問題。これも、docomo や au 、ソフトバンクといったキャリアが、ユーザーの囲い込みに走りすぎているのが原因なのに加え、個人認証で足踏みしているというのも、その要因のひとつでございます。