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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-12-07 【雑学好きには、格好のオモチャ】

今日は、業務連絡がございます。「綾瀬まこ」がキャンペーン中でございましたが、扁桃炎でダウンしてしまいました。4日~1週間で復帰する予定でございます。予約を頂いていたお客様、申しわけございませんでした。

扁桃炎というもの、このお仕事の職業病みたいなところがございまして、これで苦しむ人はこの業界には多いのでございます。単純に、体力が落ちていると発症する、ただそんだけ。風邪とか引いて体の抵抗力が落ちた後に、ついでに発症してくれたりすることもございます。一日に何度もシャワーを浴びるお仕事ですからねぇ、風邪のついでってのはよくあるのでございます。

成人になってしまうとほぼ何の役にも立っていない器官なので、頻繁に発症する人は手術で取ってしまったりもいたします。この手の病気は、前兆がございます。本人には、なんとなくその前兆が分かるものでございます。その前兆の段階でいかに先手を打てるか、それで軽度にやり過ごせるか重症化してしまうかに分かれたりするのですよね。

さて、その扁桃炎、ワタクシは「扁桃腺」「扁桃腺炎」と記憶していたのでございますが、今回ネットで再確認いたしましたら、「扁桃」「扁桃炎」と改められているみたいでございます。「腺」としての機能は元々無かったとの事。日々更新の進んでいるネット、そのネットで調べ物をすると、時々出くわすことでございます。

過去にも、こんな面白い発見をいたしました。「アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス」、これ、何だか分かりますか? 歯周病の原因となる歯周病菌の学名でございます。医学生くらいしか縁の無いこの学名が時々ネットに登場するのは、有名なドラマの中で使われたからでございます。

ドラマ『古畑任三郎』の中で、主人公の古畑が何度も繰り返したこの学名、実は後年、名称が変わったいたそうでございます。え~と、新しい名前は「アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス」とか。まぁ、ほんと、一般人にはどうでもいい名称でございますね。ネットを散策していますと、時々、こんな雑学に出会うのでございます。

ネットの情報は、その信憑性の問題とかはあるのですが、特徴的なのは「即時性」。とにかく、日々更新されていく巨大な百科事典のようなものでございます。そしてもう一つの特徴が、「検索」というシステム。このネット独特の検索システムで、思いもよらぬ情報に巡り会うことも多いのでございます。

「国語辞典」ってのは、読みの順番に並んでいる。似たような名前の語がページ内に収まっているのでございます。分野別の事典は、同じ項目のものがページ内に集められている。紙媒体の辞書・事典というものは、何らかの関連性によって編集されているのでございます。

一方、ネット検索は、全くの「無編集」。とにかく、タイトルや本文に検索語が少しでも引っかかったら、無作為に検索結果にリストアップするというシステム。この無編集・無作為のシステムによって、まったくジャンルの違う縁もゆかりもない情報同士がリンクで繋がれる事になる。

そして、さらに、ここにネットの即時性が関わってくる。より多く読まれている情報が、リストの上に来るように常に更新されている。よく利用される情報を上位に集める事によって、その検索システムの有用性も高まるってことでございます。まぁ、よく読まれていることとその情報が正しいかどうかは、別問題。

ネットの散策ってのは、巨大図書店のブラ歩きに似ております。ただ、思いもよらぬ突拍子も無い情報に出会う確率は、ネットの方が圧倒的に多いですけどね。その唐突な驚きが、ネットの魅力なのでしょうか。さぁ、みなさん、覚えましたか? 新しい名前はアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスですよ。では、では。


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