店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
あのフタ、空気穴が開けてございます。暖かいものを入れますので、内部の空気が膨張してフタが持ち上がる。穴が無いと、家に帰るまでにフタが外れ、おつゆがこぼれるなんて悲惨なことにもなりかねないのでございます。
ただね、どうして「あの位置」なんでしょうねぇ? フタのまん中に空気穴を開けるって、発想としては実に平凡、ありきたり、何の工夫も無い! そして、実状を知らなさすぎる。コンビニの商品開発部の方々には、猛省をしていただきたいのでございます。
あのフタの形、あのフタを「お皿」代わりに使わない人がいるでしょうか、いや、いない!(キッパリ) 特に、玉子、玉子を食べるときにはありがたい。玉子を一口で飲み込むヘビのような方は問題ないのですが、普通は何口かに分けて食べる。かじりかけの玉子を置こうとして、大きな問題が発生するのでございます。
器の中には、おつゆがある。かじりかけの玉子をその容器に戻してしまうと、あぁ、貴重な、貴重な、愛しの黄身が、流れ出てしまうのでございます。おつゆの上に散り拡がっていく黄身を眺め、儚く散る桜の花弁を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? いや、いないよね。まぁ、それは置いといて。
あの、おつゆに玉子の黄身が溶け出してしまう、あれがどうしても許せない。あと、シラタキ、別名糸こんにゃくとも。あれをおつゆの中でバラすと、もう収拾がつかない。おでんなんだかヌードルなんだか分からなくなる。コレなんかも、フタを使う事で問題解消! でございます。
すると、あのまん中に開いた空気穴、あれが邪魔なんですよねぇ。空気穴をセロテープで塞いでくれる店員さんもいらっしゃいます。フタを開けるとき、フタを止めていたセロテープを上手に剥がして穴塞ぎに使うという方もいらっしゃるでしょう。みんな、あの穴で苦労しているのでございます。
この位置! ワタクシ、空気穴をこの位置に変更する事を、要望するのでございます。この位置なら、お皿として実に使いやすい。しかも、膨張した空気を逃がす事も出来る。心配な点があるとすれば、移動中に容器が傾いたとき、角度によってはこの穴からおつゆが漏れかねないということでございます。
そこで、コンビニの商品開発部の方々、あの穴の「大きさ」を今一度再考していただきたいのでございます。本当に、あの大きさの穴が必要なのか。「空気穴って、こんな感じだよね」という既成概念に縛られてはないでしょうか?
空気を逃がすためならば、「ピンホール」つまり針で指したような細い穴でいいのでございます。昔、針の穴をも通すコントロールの星飛雄馬というピッチャーがございましたが、それはまた別のお話。水分には表面張力が有りますので、ピンホール程度の穴ですと、そう簡単にはこぼれ出さないのでございます。