店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
味は、まぁ普通。普通に美味しい。きつねきしめんなので、おあげが入っております。このあげが、熱い。レンジでチンしたときの独特の熱さ。表面はそれほど熱くないのに、内部がムチャクチャ熱いので、うかつにかぶりつくと大変な目に遭うのでございます。おあげだけ、冷凍物を解凍かな?
また、ファーストフード店は、割り箸を使わず塗り箸を用意しているところが多いのでございます。で、松屋さんも塗り箸。この塗り箸できしめんを食べるというのが、一苦労。もうね、罰ゲームのようでございます。これで、カレーきしめんとか、もうヤバすぎ。
そのヤバいカレーきしめんも、早速、実食! まぁ、どんだけ松屋に通ってんだよって感じでございます。味は、きしめん+カレーソース+豚汁の具といったところでしょうか。カレーソースは、このきしめん独特のものなのか、少しマイルドな味わいでございます。
さて、今日の提案は、松屋のみそ汁。どのメニューにも付いてくる松屋のみそ汁。ありがたいですねぇ。ただ、そのみそ汁が、時として邪魔になるのでございます。例えば、このカレーきしめん。さすがに、きしめんにみそ汁は付いて来ませんが、これにライスを単品注文すると、事態は変わってくるのでございます。
カレー麺系とくれば、楽しみは残った汁にご飯をぶっ込む事。恐怖の炭水化物連続攻撃でございます。そこで、ライスだけ注文しようとすると、ライスに自動的にみそ汁が付いてくる。いや、そうじゃないんだよなぁ。確かに、松屋の甘めのみそ汁は、決してカレーソースともケンカをしない味。でも、違うんだよねぇ、そのシーンには、お味噌汁、いらないんだよねぇ。
きしめんと牛めしのセットもございます。が、しかし、これも違う。この組み合わせなら、むしろお肉はきしめんに入れて欲しい。肉きしめん+ご飯というセットでございます。これなら納得。おかずで迷走した口の中を、ご飯でリセットする。ご飯で初心に立ち返るわけでございます。
思えば、○○丼とかいった丼ものは、日本独特の食べ方でございます。主食とおかずを一緒に盛って、一緒に口の中に入れる。まぁ、冷静に考えれば、実にズボラで乱暴な食べ方でございます。しかし、洗い物がひとつで済むので、後片付けはラクチンな料理でございます。
初めて丼ものを食べる外国人の中には、まず、上の具を先に全部食べてしまい、それからご飯だけ食べ進める人が少なくないそうでございます。まぁ、西洋の料理は、主食と副食の区別が曖昧ですからねぇ。というか、洋食のメインディッシュと言われるものは、日本人の感覚だとおかずだけ食べている感じですからねぇ。
日本人にとって、丼ものの「具」は、あくまでもおかず。メインはご飯。そのご飯を、いかに美味しく大量に食べるか、そのためにおかずがあるのでございます。ですので、具を剥がして下のご飯だけ先に食べるとか、ご飯と具を一緒に口の中に入れるとか、これは当たり前でございます。
主食・副食の意識の無い西洋人は、多分、「上に乗せてあるのだから、これは先に食べろということじゃないか」と合理的に考えるかもしれません。また、盛り付けてある料理をひっくり返して下から食べたり、ふたつの食材を同時に口に放り込むなんてのは、凶悪なマナー違反に見えるのかも知れません。
ワタクシは、丼ものは、汁少なめがお気に入り。ご飯でリセットと考えますので、下のご飯に白い部分が残っている方が、よろしいのでございます。卵かけご飯も、ほとんどかき混ぜない。黄身の黄色、醤油の赤褐色、ご飯の白、この三色が綺麗な幾何学模様として残っている状態、これがベストと考えております。