店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
本日の夜8時、ノーベル文学賞の発表をNHKの生中継で見ておりました。同時通訳が間に合わなかったのか、最初の数分間、通約なしの音声でございました。間に合わなかったというか、ドアから出てきた女性がいきなり受賞者の名前を切り出しましたので、NHKもまさかあれが発表とは思わなかったのかも知れません。
通訳なしで聞いていたその発表、「イシグロ」という名前がはっきり聞こえて参りました。「ハルキ」でも「ムラカミ」でもない「イシグロ」って、いったい誰の事だろう? 日本中の多くの人が同じ思いだったのではないでしょうか。下馬評でも上位に出てこなかった名前でございます。
著作の中の『私を離さないで』という作品は、昨年、TBSがドラマにしております。ワタクシも見ておりましたが、難解というか、人間関係が分からなくなり、途中で見るのをやめてしまったのでございます。これを機に、再放送することになるのでしょうか?
村上春樹さん、どんな罰ゲームなんでしょう(笑)。昨年のボブ・ディランもちょっと意味不明。今年の受賞は日系イギリス人ということで、村上さん、複雑な心境なのでしょうか? ノーベル文学賞、わざと村上春樹さんを避けてる? まぁ、そんなことはないでしょうけどね。
話はガラッと変わって、小池さん。リベラル排除で、ケチが付きましたねぇ。そもそも、「リベラル」ってのがどういう人達なのか分かりませんけどね。リベラルとかアウフナントカとか、もうちょっと分かりやすく言えないものでしょうか。
お店でも企業でも団体・組織でも、構成メンバーが全て同じ思想・価値観を持つなんて事は有り得ないのでございます。様々な考え方や価値観を持ちつつも、「同じ目標」に向かって、みんなが少しずつ妥協し合い、団結するということになるのが普通でございます。
人は「主義や思想」に付いてくるのではございません。主義思想を同じくする人が集まる様に見えますが、実はリーダーの人格に引き寄せられて付いてくるのでございます。「あぁ、この人なら付いていこう」「この人の言う事なら信じよう」という気持ちが、人を集め、組織や団体を固めるのでございます。
うちの様な小さなお店でも、みんな価値観は違います。価値観は違えども「お店を盛り上げる」という共通の意識があると、「一枚岩」になることは出来るのでございます。お店を盛り上げる事が、結果として自分の利益に繋がるということを、みんな知っているからでございます。
つまり、リーダーの仕事とは、メンバーの顔を同じ方向に向かせる事なのでございます。価値観や主義が違っていても、みんなが同じ方向を向いていれば、組織としては自然に前へ進んでいくもの。逆に、同じ価値観や主義を持った人達でも、個々バラバラの方向を向かれると、リーダーはひどく重たい思いをするものでございます。