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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-10-03 【地球ゴマ、知ってる?】

先日、書店のレジ横グッズをついつい買ってしまうというお話をいたしました。で、またやっちゃいました、衝動買い。買ったのはコレ。

なんか、一部で熱狂的に流行っていると言われている「ハンドスピナー」なるもの。以前より気になっておりましたが、なかなか実物にお目にかかることがなく、購入の機会がございませんでした。とういことで、ついつい衝動買いでございます。

「ハンド・スピナーBOOK」とありますので、それなりの読み物が入っているのかと思いきや、小冊子の説明書だけ。値段も見ずに購入してしまいましたが、驚きの「999円+税」。ちょいと高いかなとも思いましたが、まぁ、肝心のスピナーは金属製ですし、こんなもんかなと納得でございます。

パッケージを見ていただければお分かりの様に、大変な謳(うた)い文句がズラズラと並んでいる。「単なる独楽(こま)」でしょ」と思いつつ、おもむろに試してみる。懐かしい「地球ゴマ」の感触でございますね。というか、「地球ゴマって何?」と言われそうではございますけどね。

構造が単純ですから、地球ゴマほどには遊べない。幼少期、地球ゴマを、親を拝み倒して買って貰った覚えがあるのですが、分解癖のあるワタクシ、みごとに分解して精度を失ってしまい、回転の悪くなった地球ゴマを半泣きで遊んでいた記憶がございます。今日は、そのリベンジなのでございます(チョット意味分かりませんけどね、笑)。

そこそこの金額のオモチャでございますが、使ってみると、どうも安っぽい。ブルブルと振動をしている。明らかにバランス調整が施されていないのでございます。説明書には「ベアリング調整も可能」と書いてございますが、出来るのは、ベアリング部を露出させて掃除することだけ。いや、はや、これは「調整」とは言わないのでございます。

ここでワタクシのリベンジ精神に火がつくのでございます。「じゃぁ、ワタクシが調整してやると」とばかりに取り出したのは、これ。

アルミテープでございます。日曜大工などで使った際、こんなこともあろうかと取っておいた「端切れ」がこんな時に役に立つとは思いもしなかったのでございます。小さく切りまして、軽くなっている部分に貼っていくのでございます。こんな感じ。

薄手のテープですので、貼り重ねていきますが、なかなかバランスが取れない。18枚ほど重ね貼りしたところで、なんとがバランスが取れた様でございます。回してみると、先ほどのブルブルが無くなっております。実にスムーズ。自分で調整いたしますと、なおさら愛着が湧いてくるのでございます。

「調整済みで売れよ」とは思いますが、まぁそこまでは出来ないでしょう。ただね、パッケージにも説明書にも「調整可能」と書いておきながら、実際に出来るのは「掃除」だけというのはダメ。商品に偽り有りでございます。せめて、アルミテープの小片を同封し、ワタクシがやったような調整方法を小冊子に記載しておくべきでございます。

買った商品を自分で調整できる、つまり「カスタマイズ」でございます。これが出来るだけで、その商品の付加価値は格段に上がり、購入者の商品への愛着も深まるってもんでさぁ。発売元の宝島社さん、もったいない売り方をしておりますねぇ。と、まぁ、上から目線でものを言うのも何ですね。この位にしておきましょう。

調整はしましたが、まだ何か小さな振動が残ってる。回して耳に近づけると、カラカラと小さな音。どうも、ベアリングから音がしているようでございます。ベアリングのはめ込み部を虫眼鏡で見ると、叩き入れて回りをかしめたのではないかと思われる感じ。う~ん、その雑な行程で、ベアリング部の精度が失われているのではないかと想像するも、もうワタクシにはどうにもならないレベルでございます。

オモチャとしてはちょっといい金額ですが、調整して楽しめたし、愛着も湧いたし、まぁ納得でございます。このスピナー自体は中国製ですが、これって、日本の職人さんが本気で作り、本気で調整したら、どんなものが出来るのだろう? そう考えるとワクワクいたしますが、なんかハマりそうで恐いので、この書店レジ横グッズで我慢しておくのでございます。では、では。


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