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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-08-27 【感動は、作為の無いところに生まれたりする】

「愛は地球を救う」というアノ番組が、本日の放送でございました。この番組、いろいろ批判的なことは言われておりますので、あえてこの場では批判がましい事を言うのはやめておきましょう。

マラソンに何の意味があるのかは分かりませんが、人選は無難でございましたね。ブルゾンちえみさん、綺麗に完走されておりました。時々、「こんな人を走らせたら、死んでしまうぞ」と心配になるような人選もございますからね、あの番組は。

「感動ポルノ」と批判されているこの番組、その影響なのか、今回は可もなく不可もなしという無難な内容に徹していたように感じられます。イモトの槍ヶ岳登頂が気になってチラチラ見ておりましたが、気がついたらいつの間にか終わっておりました。この登頂企画の人選も、やはり無理の無い人選で、大きなトラブルもなく、登頂できたのでしょうね。

ただね、「笑わせなければいけない」「感動させなければいけない」と拘りすぎですよね。もっと坦々と進めればいいと思うのですが。それとも、たとえチャリティの番組でも、視聴率を出さないと誰かが怒られるのでしょうかねぇ。

ワタクシは、古くから主張しているのでございますが、テレビ局がこれほど大々的に募金活動を行うのでしたら、ぜひ、企業からの大口募金をメインにして頂きたいと思うのでございます。

キリスト教の影響でしょうか、アメリカの企業は寄付に関しては進歩的でございます。というか、企業でも個人でも、「寄付をする・寄付が出来る」というのがステイタスシンボルなのでございますよね。株主も文句を言わない。ですので、多くの図書館のような公共施設や非営利団体などが、企業からの寄付金で運営されております。

日本だと、株主がうるさいのでしょうかねぇ? 企業が「宣伝を兼ねて」という形で24時間テレビの様な番組に寄付を行うという手もございますが、それだと「売名行為」という批判が必ずついて回る。宗教観、倫理観の違いなのでしょう。

最期に、ワタクシの希望なのですが、もし障害者を扱うのであれば、「苦労している感動的な場面」ではなく、「かるくこなして社会生活に溶け込んでいる風景」であるとか、「健常者以上の能力を身につけた人」を題材にしていただきたいのでございます。

災害や事故などで、ある日突然、障害者として生きることになる人は、大勢いらっしゃるのでございます。そんな方々の希望となるのは、自分と同じような境遇の人が苦しんでいる姿ではなく、みごと障害を乗り越えて社会生活を営んでいる人だと思うのでございます。真の「感動」とは、そういうところに有るのではないでしょうか。では、では。


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