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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-08-16 【見たままに写らないから、面白い】

コンパニオンがスタジオで撮影してきた写真を、選び、オフィシャルサイト等へアップロード、なんてぇことを時々やっております。写真ってのは不思議なもので、見た目通りに全く同じに写る人もいれば、写真と実物がかけ離れている人もございます。写真うつりが良いとか悪いとか言いますが、正にそれでございます。

写真うつりが良い人は、撮影などでもラクチンでございます。無駄になる写真がほとんど無いので、効率的に撮影を終えられるのでございます。撮影後も、使える写真が数多くありますので、選択にも困らない。た・だ・ね、写真うつりが良い人にも、デメリットがあるのですよ。

写真うつりが良いというか、良すぎますと、その写真を見た人に過度の期待を与えるわけでございますね。で、本人実物に初対面。すると、その瞬間、ちょいとテンションが下がる。写真と実物との乖離(かいり)が大きいほど、大きくテンションが下がる。接客業では、この初期のテンション下がりは、その後の接客が重たくなって大変なのでございます。

では、写真うつりが悪い場合はどうでしょう? 撮影は、困難を極めます。見た目は悪くないのに、写真に撮ると、なんかダメ。撮影を重ねていっても、なかなかパッとしない。それで、撮影枚数がドンドン増えていくことになるのでございます。まぐれ当たりの奇跡の一枚を狙うわけでございますね。

写真うつりが悪い人の写真は、それを見た人があまり期待を抱かない。「まぁ、騙されたと思って入ってみるか」くらいのテンションで選ぶわけでございます。すると、その写真より少し綺麗な子が現れると、「ラッキー!」とばかりに少しテンションが上昇。少しの上昇ですが、この最初のテンションアップは、その後の接客を大いにやり易くするのでございます。

当店にいた子で最強に写真うつりの良かった子は、撮影もアッという間でございました。撮影が始まると、自分で4~5回ポーズを変えながら、その都度シャッターは1回ずつ。で、その4~5枚が、全て使えるという効率の良さ。ポチャッとした日舞の上手な子と言えば、ツウの方にはお分かりでしょう。

コンパニオン本人の、写真好き、写真嫌いというのも、かなり関係してまいります。写真嫌いだけど、後に好きになっていく人もございます。写真嫌いな人というのは、レンズを前にしてどうしても緊張するのでございます。その緊張感が解けたとき、急に写真うつりが良くなったりもするから、面白い。

その他に、コンパニオンが自分を美人だと思っているかどうかも影響してまいります。美人なのにブスだと思い込んでいる子。”それなり”なのに美人だと思い込んでいる子、まぁ、いろいろでございます。これも、自分を客観視出来ずチグハグな状態ですと、シックリとした写真にはならなかったりする。

客観視と申しますと、写真を見る際の「男の目」というものがございます。写真を選ぶとき、自分の主観はもとより、「男性がどんな写真を好むか」というお客目線の考え方も出来るコンパニオンが時々おります。意外と、コンパニオンが好む写真と、お客さまが好む写真は、違っていたりするものでございます。

撮影で何百枚も撮影し、その中から数枚に写真を絞り込む。その過程で、こんな色々な要因が関係しているのでございます。まぁ、でも、一生懸命写真を選んでも、最近の「修正当たり前」の風潮を考えると、空しくなりますねぇ。

話は変わりますが、連日のように「盗撮」の事件がニュースを賑わしております。ふと思ったのですが、昔の「現像」が必要だった時代は、盗撮なんて自分で現像・焼き付けが出来る人に限られておりました。今は、現像の必要が無くなっちゃったから、やりたい放題なのですよね。便利になるのも、良し悪しってとこでしょうか。では、では。


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