店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
当店オープンの17年前は、まだまだフィルムの時代。ユニバーサルフィルムというフィルムを使っておりました。一般のものは「ネガフィルム」というやつで、白と黒が逆(補色)に着色いたしますが、ユニバーサルフィルムは見た目そのままの色で着色するのでございます。と言っても、フィルムそのものを見たことない人が、増えているからなぁ。
で、フィルムですので現像をしなければならない。それも「プロラボ」と呼ばれるプロフェッショナルな現像屋さんに持っていくことになるのでございます。街の写真屋さんは機械による現像・焼き付けですが、プロラボは一枚一枚職人さんの手焼き。手焼きせんべいならぬ、手焼き写真なのでございます。
ちなみにウェブに使うデジタルデータが欲しいときは、フィルムをスキャンしてデータにするという作業がございました。枚数が多かったりすると、気が遠くなるような作業になったのでございます。昔話はこれくらいにしましょうか。
さ〜て時は移り変わり、今では、デジタルカメラが当たり前。ただ、データのもらい方でも、スタジオごとに特色があるのでございます。1回の撮影で数十枚〜数百枚の撮影をするのでございますが、チョイスしたものを「一枚いくら」で購入する場合と、撮影データ全てをもらい受ける場合がございます。まぁ、これはスタジオごとに違う営業方針みたいなものでしょうか。
今回は、撮影データがゴッソリ入ってるタイプ。1人分で200枚以上の写真データが...これを一枚ずつ確認して、どの写真を残すか選んでいくわけでございます。ワタクシの主観、そしてお客さまの男性目線、その両方を考慮するのですが、枚数が多いと、疲れますよねぇ。
撮影データには、スタジオごとにそのスタジオのポリシーというか個性がございます。カメラ吐き出しのデータをそのままくれる所、色を少し補正する所、自動的に修正してくれる所、まぁ、いろいろでございます。うちのお店で使う場合は、あらかじめ「修正無し」をカメラマンに伝えております。